数寄なモノ目次録

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好きなもの目録 その64 大林宣彦の HOUSE ハウス

2014年10月9日と2021年7月8日に書いた記事と
2020年11月26日に書いた雑文を再構成して転載。
小林亜星さんがお亡くなりになる前の文章も混じっているので
わかり難いのでスミマセン。

南アフリカネルソン・マンデラ元大統領が死亡したという記憶を持つのに、
(当時)まだ存命していたことに混乱した人がけっこういて、
そんな事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を
マンデラ効果(マンデラ・エフェクト)っていうらしいんすが、
私も数年くらい前かな……、
作曲家の小林亜星さんがラジオ出演していて驚いたんすよ、
十年以上前(何年前か記憶が定かではない)に
小林亜星さんの訃報の新聞記事を見た(読んだ)から……。
えっ! 存命だったの……と絶句しました。
確かに新聞記事を見た記憶があるんすよ……。
まぁ、新聞で見たのか、ネットにアップされた新聞記事の切り抜きを見たのか、
記憶が曖昧だし、思い込みや勘違いなど
自分に都合の良いように記憶を改竄しただけなのかもしれませんが。
あとそんな前じゃないけど(二、三年前くらいに)、
作家の志茂田景樹さんの訃報をラジオのニュースで聴いた憶えがあるんすよ……。
子供の頃に飲んだファンタのゴールデンアップルも無かったみたいだし……。
まぁ、パラレルワールドとかではなく、
他の似たような誰(何)かと勘違いしているだけか、
結局、自分が実際に経験したこと以外の情報って、
マスコミなんかの人伝なんで、そのマスコミとかが虚報を流しても
フェイクニュースも多いし)
個人では確かめようがないんで、真実は闇っす……。

小林亜星さんを偲んでってわけではなくて、
太陽を盗んだ男』を観直していて、
もっと池上季実子を見たいと思い久しぶりに
『HOUSE ハウス』を観直したんすが、やっぱとんでもない怪作でした。
こんな凄い日本のカルト美少女映画は他にないっす!
男はつらいよ』の寅さんと『トラック野郎』の桃さんのライバル二人が
映画会社の枠を超えてカメオ出演している驚き……。うそ
ファンタ(大場久美子)のゴールデンアップルとかの
マンデラ効果については語ってません。


標題:大林宣彦のハウス

分類:映画>邦画>ホラー / コメディ

■題名:HOUSE ハウス

監督:大林 宣彦

脚本:桂 千穂

音楽・出演:
小林 亜星
ミッキー 吉野
ゴダイゴ

撮影:阪本 善尚

出演:
池上 季実子
大場 久美子
松原 愛
神保 美喜
佐藤 美恵子
宮子 昌代
田中 エリ子
鰐淵 晴子
南田 洋子
三浦 友和
尾崎 紀世彦
檀 ふみ
桂 千穂
石上 三登志
笹沢 左保

発表年:1977年

製作国:日本

評価:S ★★★★★△

■内容・雑記:
<女子高生仲良し7人組>
オシャレ (池上 季実子):
洒落をしょっちゅう言うからではなく、
コンパクトで何処でも化粧をするおしゃれさんだから。

ファンタ (大場 久美子):
炭酸飲料のファンタが好きなのではなく、
なんでもファンタスティックと感激するからかな。

ガリ (松原 愛):
生姜を薄く切って甘酢漬けにしたものではなく、
ガリベンから。
メガネを外すと33の眼にはならないで美少女。

クンフー (神保 美喜):
カンフーの使い手。実写版春麗

マック (佐藤 美恵子):
ハンバーガーなんかのジャンクフード好きだからではなく、
なんでも食べてしまう食欲旺盛な胃袋(ストマック)から。

スウィート (宮子 昌代):
菓子や甘いデザートに目がないからではなくて、
なんか掃除好きの綺麗好き。

メロディー (田中 エリ子):
当然、アルル・フォルティシモ・メロディ4が由来なわけないです。
音楽、ピアノ好きだから。

オシャレは、父に再婚相手(鰐淵晴子)を紹介されショックを受ける。
「なに……この女、顔はバタ臭いし、いつもなんか変な微風に吹かれているし」
と思ったかどうかは、わからないけど。
そんな傷心を癒すため、亡き母の田舎、
母の姉おばちゃま(南田洋子)の屋敷に、仲良し7人組で遊びに行く。
楽しい夏休みになる筈であったが、しかし、そこで待ち受けていた、
おばちゃまのハウスとはっ!
ハウス加賀谷が入っていたハウスじゃないことだけは確かです。
次々と消えてゆく少女達。
そして最後に残ったオシャレは、早朝、鰐淵晴子と縁側で対決する!
みたいなストーリーかな。

ハリウッド映画なんかはSFXやCGで、
なんでもリアルに表現できる時代になったようなんですが、
『ハウス』とか観ると、リアルで自然な映像だから何?って感じになります。
書割、セット、チープな特撮……。でも面白い!
むしろ愛おしい。

以下ネタバレあり。
食いしん坊のマックが、一番最初に自分の生首をスイカに変えられ、
みんなに食べられるのが面白い。
イカ売りの小林亜星、実はピアノのある部屋の骸骨の標本って皮肉も。
食べたがりが食べられ、骸骨がもとはデブ。
スウィートは布団に身ぐるみはがされ人形に。
メロディーはピアノに食べられるんですが、残酷なようで笑っちゃいます。
ガリは、なぜか畳の部屋で裸水泳。
しかしなんといってもクンフー最高!
バカ強いうえに下着同然の格好でカンフー・アクション。
あと、おばちゃま役の南田洋子がいい味だしてます。
そのおばちゃまのフィアンセ役に三浦友和
尾崎紀世彦はキャラが濃いなぁ。なぜにバナナ人間?
ゴダイゴもチラッと出演。

映画の最初から、
オシャレとファンタの美少女同士のソフト・レズっぽい場面で釘付け。
イメージビデオみたいなんですが、良いなぁ。
池上季実子のことはよく知らなくて、
以前に『太陽を盗んだ男』を観たとき、美人で私の好みのタイプだなぁ。と、
大場久美子はコメットさん
──くらいの印象しか持ってなかったんですが、二人とも凄い美少女!
美少女が沢山出てくる映画、
『ピクニックatハンギングロック
闇のバイブル 聖少女の詩
みたいなの邦画にあるのかなぁ。と思ってたんですがコレがそれです。
女子高生って設定のわりに、出演者がちょっと年齢が高めの感じもしますが、
そのおかげでなんかヌード・シーンとかの健康的なお色気が満載。
男子って、美少女達が集団でいるだけで妄想できる生き物なんですよ。

映画館で私が観たことある大林宣彦監督作品は、
『転校生』と『時をかける少女』くらいかな。
私が中学生くらいの頃、邦画にまったく興味なかったんですが、
友人に邦画好きというかアイドル映画好きがいて、
そのつきあいで観たような。
テレビで手塚眞が怪演してる『ねらわれた学園』を観た感じでは、
(もうまったく記憶にないですが)
大林監督が名監督って言われているのが納得できなかったんですが、
『ハウス』を観たら納得しました。
凄いっすよ、こんな青春映画作れないっすよ、普通の監督には。

私が観たことがある大林宣彦監督作品で好きなのは、
金田一耕助の冒険』
(『ハウス』のギャグ(パロディ)的な要素や悪乗りを過剰にした感じ)
『転校生』『廃市』『青春デンデケデケデケ』『水の旅人 侍KIDS』
『この空の花 長岡花火物語』(「痛いな! この雨、痛いな!」)
『花筐/HANAGATAMI』などかな。


■題名:異人たちとの夏

監督:大林 宣彦

脚本:市川 森一

撮影:阪本 善尚

出演:
風間 杜夫
片岡 鶴太郎
秋吉 久美子
名取 裕子

発表年:1988年

製作国:日本

評価:B ★未確定
(A でも、どっちでもいいかな)

■感想:
ノスタルジックで、少し心温まるホラー。
『ハウス』もそうなんですが、
死んだ人の残留思念(怨念)が、その場(家や部屋)に留まり、
波長が合った人間に幽霊を見せるんですかね?

私はなんか秋吉久美子古手川祐子がごっちゃになることがある。