数寄なモノ目次録

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

好きなもの目録 その88 藤子不二雄のフータくん

ブログを十年以上やってわかったのは、
参照(アクセス)される記事(駄文)はだいたい決まっていて、
その記事を参照した人はブログのトップとかに行って、
そのブログの他の記事を読むことはほとんど無いってこと。
なもんで、ウェブリブログでやってたブログもほとんど参照数が無いし、
あってもいつも決まった人気のある記事だけだったっす。
たまに、いつもは参照されることのない記事の参照数が少しあると、
その記事関連で何かあったのか? と思うっす。

藤子不二雄A安孫子素雄)先生がお亡くなりになって、
私が昔に書いた記事の
「好きなもの目録 その90 藤子不二雄の黒ベエ」
「好きなもの目録 その98 魔太郎がくる!!とブラック商会変奇郎」
を参照する人が少しはいるみたいなんすが、
(もともと「好きなもの目録 その98 魔太郎がくる!!」は
参照数の少ない私のブログの中でも参照数はけっこうある方)
ここ何日かに普段は参照されることのない
「好きなもの目録 その88 藤子不二雄のフータくん」
の記事に少しだけ参照数があったんすよ。
藤子不二雄A安孫子素雄)先生関連で参照する人がいるんだろうなぁ。
とか思ってたんすが、
リリー・フランキー「スナック ラジオ」』を聴く前にちょっとだけ
『アニソン・アカデミー』を聴いたら、
中川翔子が『フータくん』の幻の映像が見つかった――
みたいな事を言っていて、あぁ、それで……と納得。
んなわけで、
アニメ版『フータくん』のフィルムが発見されてデジタル修復されるみたいっす。
しかし……タイトルが『プータくん』かもしれないのか?
プータローだけに……。


私にとって藤子不二雄は、
藤子不二雄A安孫子素雄)と藤子・F・不二雄藤本弘)は同じくらい好きだし、
コンビを解消してペンネームをAとFに分ける前に、
漫画の単行本を買って読んでいたので、
藤子不二雄藤子不二雄で、
AとかFとか(これは藤子不二雄Aの作品とか、あれは藤子・F・不二雄の作品とか)
区別出来ないっす。

私が小学五年生の頃、正月に貰ったお年玉で
藤子不二雄の『フータくん』(サンコミック)を買ったんですよ。
それまでも漫画本は、
『ダメおやじ』や『おそ松くん全集』、
がきデカ』や『できんボーイ』、『まことちゃん』などなど、
そして『マカロニほうれん荘』と、ギャグ漫画ばかり買っていたんですが、
子供なんで扱いがぞんざいで何度も読むので漫画本がボロボロになってました。
んで、『フータくん』読んで、面白いな!
と感動した私は、『フータくん』を置いていた本屋にあった
サンコミックの『モジャ公』と『黒ベエ』も、
同じ藤子不二雄の漫画だというので買ったんですよ。
モジャ公』と『黒ベエ』も面白くて、藤子不二雄って素晴らしいな! と。
当時、『コロコロコミック』が創刊されてから一、二年経った頃で、
私も『コロコロ』を買っていたし、
ドラえもん』の単行本も何冊か持っていたんですが、
藤子不二雄が大好きってほどではなかったと思う。
それが、『フータくん』を買ったことによって、
藤子不二雄の漫画を集めようってことになって、
漫画本(単行本)を大切に扱うようになったっす。
(本棚に『フータくん』『モジャ公』『黒ベエ』
とサンコミックの単行本が並んでいるのを見て、
なんかウットリしたんですよ)
そんなわけで、『フータくん』は私にとって、
とても思い出深い、藤子不二雄作品(AとF合わせて)
の中でも一番好きといえる漫画なんで目録に。

『フータくん』は、藤子不二雄全作品の中で一番好きって書きましたが、
久しぶりに読み直してみて感じたのは、
全然面白くない……ってことです。
ドラえもん』の方が断然面白い!
だけど、好きなのは『フータくん』の方。
子供の頃の刷り込み(原体験)なので、しょうがないっす。
子供の頃読んだ私の評価は S なんですが、
現在読んだ私の評価は B かな、
でも私の思い入れで評価甘めにして A ってところです。
藤子不二雄の(大人向けじゃない)漫画は、
手塚治虫石森章太郎永井豪みたいに
絵が雑になったり、手抜きしたり、ストーリーの矛盾がほとんど無いし、
水木しげるみたいに
ネーム(ストーリー、コマ割り、台詞)の繋がりが分かり辛くないし、
漫画の入門には、小学生が読むのには最適だと思う。
大人(青年)になってから読んでも、あまり面白さを感じないかな。


標題:藤子不二雄のフータくん

分類:漫画>ギャグ漫画

■題名:フータくん (マネー・ハンター フータくん)

作者:藤子 不二雄 (藤子 不二雄A)

発表年:1964年~1967年(・1968年)

製作国:日本

評価:S~B ★未確定

■内容:
ガッチリバッチリがめつくいこう!
フータは男だ、貯めるぞ稼ぐぞ、これが現代っ子の生きる道!
ソロバンパチパチ家計簿つけて、ドヒャー赤インクが足りないヨ!
最高にサイケでお買得、責任保証の黒字マンガ!

<登場人物>
フータくん:
100万円貯めるため仕事を求め放浪。
その後、日本全国(都道府県)一周の旅に。
赤色を見るとハッスルする。

テツカブ:
いつも鉄兜を被り、唇が厚い顔。頭が鈍い。

キザオ:
フータくんに張り合うキザなヤツ。

三人組:
三馬鹿兄弟、新三ばかトリオ、三トロきょうだい、など。

博士:
カビノ博士、紋須田博士、五無博士など。白髭の爺。

ドタバ太:
暴れだすと何もわかんなくなる。

ゴンゲン (トクガワ・ゴンゲン):
タヌキ。トクガワ・イエヤス公八百八十八代目の子孫。犬に弱い。

キザオや三人組などは、毎回、容姿や設定が微妙に違う(性格は同じ)。
これといった女性キャラ(ヒロイン)がほとんど出てこない。

<話>
「テレビまんがでやりぬこう!!」は、
『鉄腕X-8号対0戦狼少年はやと丸』のアニメーターで小池さん(鈴木伸一)風のキャラ登場。

「怪物コンクール」は、
『怪物くん』のドラキュラ、オオカミ男、フランケン風のキャラ登場。

「ベタベタベタとぬりまくれ」は、
藤子不二雄赤塚不二夫がモデルのギャグ漫画家・タラコタラオと、
石森章太郎がモデルのストーリー漫画家・飯森久太郎(トキワ荘)が登場。

「3時のおやつも、くすりだよの巻 (富山県)」は、
藤子不二雄の二人が登場。

「タヌキの宴会アラエッサッサーの巻 (島根県)」は、
『黒ベエ』のスズキ・ミチオ風のキャラ登場。

■雑記:
『フータくん』は、
「100万円貯金旅行編」「日本の旅編」
「ナンデモ会社編 (社長編)」「番外編(全14話?)」
1968年の別冊まんが王に載った「大怪物で大あばれ」があるらしい。
私はサンコミックの「100万円貯金旅行編」と「日本の旅編」しか読んだことないのですが、
「ナンデモ会社編」が面白いとの噂です。読んでみたいなぁ。
1980年代に、ちょっとだけ連載されていた
『フータくんNOW!』は、当時『少年KING』をたまに買っていたので、
数話読んだことがあるけど、あまり面白くなかったかな。

フータくんって名前は、風太郎からきていると思うけど、
今だったらプータくん(プータロー)って名前になってたのかな。
風太朗は鈴木伸一スタジオ・ゼロペンネームだったかな)

『フータくん』は、
テレビアニメ用のパイロットフィルムが作られたことがあるらしいっすが、
数年前に、『フータくん』は実写化されたんですよ。
フータくんを男性から女性に性別を変えて蒼井優が演じた
百万円と苦虫女』ってタイトルの映画なんですが……うそです。

藤子不二雄Aの作品は、
『黒ベエ』『魔太郎がくる!!』『ブラック商会変奇郎』などの
1960年代終わりから1970年代中頃のブラック・ユーモアな漫画も面白いんですが、
『フータくん』を連載していた頃の、1960年代中頃の作品
『忍者ハットリくん』『怪物くん』などが藤子不二雄Aの黄金期だと思う。
手塚治虫の漫画を今現在の漫画と比べて、それほど面白さを感じない。
って人もいるでしょうが、
『フータくん』(藤子不二雄Aの1960年代中頃の漫画)もそれと同じで、
今現在(1980年代以降)の漫画とは別のジャンル、
古典作品としてキャラクター(キャラクターデザインなど)
を楽しむ読み方をしたほうがいいと思う。
1960年代中頃の藤子不二雄A作品は、
一枚の画稿を四段に分けて、小さいコマにキャラクターの全身を描いていたけど、
1970年代中頃には、一枚の画稿を三段に分けて、大ゴマも多く、
上半身(胸より上の顔)だけを描くようになったかな。
(時代の流れ、漫画表現の流行なので、他の漫画家も同じだけど)