数寄なモノ目次録

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好きなもの目録 その403 デヴィッド・リンチのロスト・ハイウェイとマルホランド・ドライブ

デヴィッド・リンチ
ロスト・ハイウェイ』と『マルホランド・ドライブ
を久しぶりに観直したんすが、何度観てもわからないっす……。
私が影響を受けたサークルの先輩に
デヴィッド・リンチ大好きな人がいるんすが、その異常な愛情に比べると、
私は普通にデヴィッド・リンチが好きくらいの軽い感じっす。
映画監督の私の好みは、デヴィッド・リンチより
デヴィッド・クローネンバーグテリー・ギリアム
ポール・バーホーベンの方が好みで、
デヴィッド・リンチは、アレハンドロ・ホドロフスキー
コーエン兄弟ジョエル・コーエンイーサン・コーエン
などと同じくらいの好みかな。

デヴィッド・リンチの作品は、
長編映画10本とテレビドラマ
ツイン・ピークス (オリジナル・シリーズ)』を観たことがあるんすが、
今回観直した2本と『ワイルド・アット・ハート』以外の作品は
五年とか十年以上前に観てから観直してないので内容憶えていません。
昔のブログのメモを見ると、
2009年にGyaOYahoo!動画と統合される前のギャオ)で
ツイン・ピークス』を観て、
丸太おばさんとかウィンダム・アールが尺八吹く――とか書いてあるんすが、
ほとんど忘れてるっす……。
デヴィッド・リンチの映画の中で『ロスト・ハイウェイ』が
不気味なミステリーマンの印象が強く一番好きなんで目録に。


標題:デヴィッド・ハイウェイ・ドライブ・ロスト・マルホランド・リンチ

分類:映画>洋画>サスペンス

■題名:
LOST HIGHWAY
ロスト・ハイウェイ
MULHOLLAND DR.
マルホランド・ドライブ

監督・脚本:
DAVID LYNCH
デヴィッド・リンチデビッド・リンチ / デイヴィッド・リンチ

音楽:
ANGELO BADALAMENTI
アンジェロ・バダラメンティ

撮影:
PETER DEMING
ピーター・デミング

出演:
(※下記『ロスト・ハイウェイ』)
BILL PULLMAN
ビル・プルマン
PATRICIA ARQUETTE
パトリシア・アークエット
BALTHAZAR GETTY
バルサザール・ゲティ
NATASHA GREGSON WAGNER
ナターシャ・グレグソン・ワグナー
MICHAEL MASSEE
マイケル・マッシー
ROBERT LOGGIA
ロバート・ロッジア
ROBERT BLAKE
ロバート・ブレイク

(※下記『マルホランド・ドライブ』)
NAOMI WATTS
ナオミ・ワッツ
LAURA HARRING
ローラ・ハリング
JUSTIN THEROUX
ジャスティン・セロー
ANN MILLER
アン・ミラー
MELISSA GEORGE
メリッサ・ジョージ

発表年:
1997年
2001年

製作国:
アメリ
フランス

評価:
A ★★★★◎
A ★★★★△

■内容・雑記:
ロスト・ハイウェイ
ジャズのサックス奏者フレッド・マディソン(ビル・プルマン)は、
目覚めが悪く煙草を吸ってるとインターホンが鳴り通話にすると
「ディック・ロラントは死んだ」とかわけわからんこと言うんで外を見たら
ピンポンダッシュで誰もいないんだけど
玄関先にビデオテープが置いてあるのを見つける。
裏ビデオとか注文してないし呪いのビデオとかだったら嫌だなぁ。
とか思ったか知らないけど、
妻のレニー(パトリシア・アークエット)と一緒にビデオを観てみたら
マディソンの家や室内の隠し撮りだったんで警察に通報。
アンディ(マイケル・マッシー)主催のパーティに夫婦で出かけるが、
アンディと妻のレニーが親密そうでなんか嫌な感じ。
そこへミステリーマンロバート・ブレイク)が現われ、
いつもフレッドの家に居るっす。とか言って電話を渡してきて、
留守のはずなのに謎の男が電話に出るんすよ。
んで、またビデオが届いてたんで観たら、
自分(フレッド)が妻を惨殺しているスナッフビデオだったんで
身に覚えがなく混乱していると警察に捕まり収監される。
監獄のフレッドは激しい頭痛により変身し、
なぜか自動車修理工の青年
ピーター・レイモンド・デイトン(バルサザール・ゲティ)になる。
別人なんで釈放されたピートが働いていると
お得意様のマフィアのボス、ミスター・エディ(ロバート・ロッジア)が
愛人のアリス・ウェイクフィールドパトリシア・アークエット)を連れて現われる。
ピートには恋人のシェイラ(ナターシャ・グレグソン・ワグナー)がいるんすが、
凄い美人なんでアリスに一目惚れしたピートは
仕事終わりに再び現われたアリスと恋に落ちホテルへ。
んで、ピートとアリスの仲がミスター・エディにバレやばい状況に。
アリスに呼び出されたピートはアンディの家に行くが、
アンディと取っ組み合いになり、
アンディは豆腐の角……じゃなく、ガラスのテーブルに頭をぶつけて死ぬ。
逃亡資金にするためアンディの貴重品を持ち去り砂漠の小屋へ売りに行く。
なんか知らんけど、またミステリーマンが出てきて、
いつの間にかピートがフレッドに変身して、
妻のレニーでもあるアリスと肉体関係にある
ミスター・エディことディック・ロラントを射殺する。
フレッドは自宅にいる自分に
「ディック・ロラントは死んだ」と報告すると尾行していた警察から逃亡。
夜のハイウェイを逃避行……。みたいな

ポルノや売春など裏社会と繋がっているアンディが
ディック(ミスター・エディ)にレニー(アリス)を紹介して、
ディックとレニーの関係を知ったフレッド(ピート)が二人を殺した。
ってことなのかな。
フレッドが頭ビリビリして変貌するのは、
なんか電気椅子での死刑執行みたいなんで、
ピートに変身してる描写は走馬灯がよぎってるのかも。知らんけど
フレッドやピートが容姿や人格が変貌する前に、
暗闇で自分の鏡像と対峙するみたいな場面があったり、
アリスがミスター・エディ(の部下)に銃で脅されて服を脱ぐ場面にも
全身鏡(姿見)が遠くに置いてあったりして、
鏡は人の表と裏、二重人格を象徴してるのかな。知らんけど
アンディ役のマイケル・マッシーは、
ブルース・リーの息子のブランドン・リーを誤って射殺、
ミステリーマン役のロバート・ブレイクは、
二番目の妻だったボニー・リー・ベイクリーを射殺したとか……。

サウンドトラックに、
デヴィッド・ボウイの「アイム・ディレンジュド」
ルー・リードの「ディス・マジック・モーメント」
マリリン・マンソンナイン・インチ・ネイルズとか使われていて、
マリリン・マンソンはポルノ男優役でも出演してる。

フレッドがピートに変貌するのは、
O・J・シンプソン事件での心因性記憶喪失(解離性障害)から着想を得たみたいなんすが、
O・J・シンプソンは、元アメリカンフットボール選手で
裸の銃を持つ男』などに出演した俳優なんすが、
元妻の殺害事件の被告人となったことで有名)
私が久しぶりに『ロスト・ハイウェイ』を観直そうと思ったのは、
フレッドがピートに変貌するのは、
マカロニほうれん荘』の膝方歳三(トシちゃん)が
七味とうがらし先生に人格が変わるのを連想して、
ミステリーマンって容姿的に、金藤日陽(きんどーさん)みたいだなと思ったから。
ピートが純情そうな元カノのシェイラと
マフィアの情婦のアリスの間で揺れるのが、
沖田総司(そうじ)を、
清純な益田弘美とヤクザの娘の中嶋敦子の間で取り合うのをちょっとだけ連想。


マルホランド・ドライブ
キャッチコピーは「リンチのあたまはどうかしている」うそ

ベティ・エルムス(ナオミ・ワッツ)は、
女優としての成功を夢見てカナダからロサンゼルスに来て、
撮影旅行で留守にする女優の叔母のアパートを使わせてもらう。
アパートに行くと、交通事故で記憶喪失のリタ(ローラ・ハリング)がいて、
同情したベティはリタを介抱し素性を調べようと尽力する。
その頃、映画監督のアダム・ケシャー(ジャスティン・セロー)は上層部からの圧力で
ベティを売り出すために主役にしろという命令に背き窮地に陥る。
アダムが家に帰ると妻は間男を連れ込んでいて破局
その上マフィアに追われ金も無いのでお手上げ状態に。
ベティは叔母のコネでオーディションを受けると評判が良く、
アダムに紹介するからとスタジオ見学に行き、
アダムとカミーラ・ローズ(メリッサ・ジョージ)が親しげにしている所を見て、
約束があることを思い出し、その場を離れリタと合流する。
リタの本名と思われるダイアン・セルウィンの住所を二人が尋ねると、
そこには女性の死体があった……。

ダイアン・セルウィン(ナオミ・ワッツ)と
カミーラ・ローズ(ローラ・ハリング)の二人は同性愛関係で
お互い女優で成功することを目指している。
カミーラは抜擢され成功し映画監督のアダムと結婚することに。
自分は売れない女優のままでカミーラに裏切られたダイアンは
殺し屋にカミーラの殺害を依頼する。
任務完了の印の青い鍵(ブルーキー)を見たダイアンは
後悔から錯乱し自殺する。

前半がダイアンの夢(理想)で、後半が現実らしいっす。
前半と後半で俳優の役名や立場が違っていて、
カミーラ・ローズ役も前半と後半で違う女優なので混乱するっす。
マルホランド・ドライブ』は、
サンセット大通り - ビリー・ワイルダー』のオマージュらしいんすが、
日本でリメイクするなら、
アパートの管理人でアダムの母親のココ(アン・ミラー)役は清川虹子だな。うそ

わけわからん映画っすが、
ナオミ・ワッツが可愛いなぁ。ってのと、
ナオミ・ワッツの父親はピンク・フロイドサウンド・エンジニアだったとか)
最後のちっちゃい老夫婦の場面とか面白いかな。
人物設定などがちょっとだけ、
山岸凉子の「バンシー」「奈落 タルタロス」なんかを連想したっす。