サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

好きなもの目録 その280 イタリアン・ヘヴィ・シンフォ (イル・バレット・ディ・ブロンゾの YS、ロヴェッショ・デッラ・メダーリャの汚染された世界、オザンナのパレポリ、ニュー・トロルスのUT、他)

下記に、2018年6月頃に書いた記事を微修正して再録してるんですが、
当時と今では状況や考え方が少し違うと思うんですが、
面倒臭いのであまり直してないので色々違うことがあるだろうけどあしからず。


私はプログレッシブ・ロックが好きなんですが、
プログレ以外のサイケやクラシックやジャズなども聴くし、
プログレも(キング・クリムゾン、イエスELPピンク・フロイドジェネシス
ソフト・マシーン、キャラヴァン、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター、ジェスロ・タル
などは何度聴いても厭きないので定期的に聴いているけど)
変な(捻くれた)モノを優先して聴いているので、
王道というかプログレ然とした
一般的にイメージする(シンフォ系)プログレを何年もまともに聴いていないなと思い、
久しぶりにイタリアのプログレを集中的に聴いたっす。
(アレアとPFMは好きなんで定期的に聴いているけど)

私が本格的にプログレを聴き始めたのは、今から25年くらい前になるんすが、
始めの一年半くらいはイエスキング・クリムゾンELPなど
イギリスのプログレを追うのに手一杯で
イギリス以外のヨーロッパにも凄いプログレがあることなど知らなかったっす。
んで、その頃、ELP関連のマンティコア・レーベルのシリーズから
PFM (プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)と
バンコ (バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)が発売されていたのを買ったのが
私のイタリアのプログレとの出会いなんすが、PFMは凄い気に入ったんすが、
イタリアのプログレは他にどんなものがあるのかまったくわからず、
他に興味があるサイケやプログレのアルバムが山ほどあったので
それ以上追求しなかったっす。
(ニュー・トロルスの『UT』とイ・ジガンティの『犯罪の歌』などは買ってた)
んでんで、それからまた一年半くらい経って、
「ヨーロピアン・ロック・レジェンド・シリーズ イタリアン・ロック・パート1」
ってのが発売されて、そこで
ジャンボ、レ・オルメ、ラッテ・エ・ミエーレ、イビスなどを知ったんすが、
その中で私が一番衝撃を受けたのがイル・バレット・ディ・ブロンゾの『YS』!
イタリアのプログレは凄い! レベルが高い……と思ったかな。
でもその頃はもう、ドイツやフランスのプログレも並行して聴いていたので、
イギリスのプログレを叙情的にしたようなイタリアの正統なプログレより、
ドイツやフランスの変なプログレの方に惹かれていて、
(アレアとPFM以外の)イタリアのプログレにはあまりのめり込まなかったっす。

イル・バレット・ディ・ブロンゾの『YS』は、
イタリアン・ヘヴィ・シンフォっていわれてるんすが、
ヘヴィとかシンフォニックの定義とかよくわからないっす。
わからない私が勝手に選んだイタリアン・ヘヴィ・シンフォっぽいのを紹介。
(あまりヘヴィじゃないものや、ハードロックっぽいのも混ざってます)
イタリアのプログレは、その当時の不況(オイル・ショック)の影響なのか、
それほど人気が出なくて続かなかったのか
アルバム一枚だけしか残してないバンドが多いっす。
(後から、ライブや未発表や再編してアルバムを出す場合も多いけど)

『YS - IL BALLETTO DI BRONZO』
『PER... UN MONDO DI CRISTALLO - RACCOMANDATA RICEVUTA RITORNO』
『IO NON SO DA DOVE VENGO E NON SO DOVE MAI ANDRO' UOMO E'IL NOME CHE MI HAN DATO - DE DE LIND』
『PALEPOLI - OSANNA』
『MELOS - CERVELLO』
『ZARATHUSTRA - MUSEO ROSENBACH』
『DEDICATO A FRAZZ - SEMIRAMIS』
『CAMPO DI MARTE - CAMPO DI MARTE』
『ALPHATAURUS - ALPHATAURUS』
『BIGLIETTO PER L'INFERNO - BIGLIETTO PER L'INFERNO』
――あたりがヘヴィ・シンフォかなと思うんすが、
シンフォ系やハードロック系
『IL PAESE DEI BALOCCHI - IL PAESE DEI BALOCCHI』
『CONTAMINAZIONE - IL ROVESCIO DELLA MEDAGLIA』
『UT - NEW TROLLS』
『SUN SUPREME - IBIS』
――なんかも好きなんで選んでます。
音楽的なことは何もわからないので書いてません。

<YS(イプシロン・エッセ)団十傑集>
子供達のバロッキ
水晶のリトルノ
離人デ・デ・リンド
すばやいオザンナ
天才チェルヴェッロ
超人ローゼンバッハ
混世女王セミラミス (混世魔王樊瑞に相当。うそ)
フィールド・オブ・マーズ (マスク・ザ・レッドに相当。うそ)
至高のイビス
地獄へのビリエット
(※フィールド・オブ・マーズは思いつかなかったのではなく
マスク・ザ・レッドみたいにカンポ・ディ・マルテを英語にしたっす)

伊太利亜革新連合九大天王>
静寂なるメダーリャ (静かなる中条に相当。うそ)
木ノ葉のトロルス (影丸に相当。うそ)
鳩子頭アルファタウラス (豹子頭林冲に相当。うそ)
ディック牧ソフォーネ (ディック牧に相当。うそ、この記事には登場しない)
――あと、思いつかない……。


標題:イタリアのヘヴィ・シンフォニック・プログレ

分類:音楽>洋楽>ロック>プログレ

■題名:
YS
YS (イプシロン・エッセ)

名前:
IL BALLETTO DI BRONZO
イル・バレット・ディ・ブロンゾ

発表年:1972年

製作国:イタリア

評価:A ★★★★☆

■曲目:
01. INTRODUZIONE
___イントロダクション
02. PRIMO INCONTRO
___第1部
03. SECONDO INCONTRO
___第2部
04. TERZO INCONTRO
___第3部
05. EPILOGO
___エピローグ

(BONUS TRACK)
06. LA TUA CASA COMODA
___安息の家
07. DONNA VITTORIA
___ヴィットリア夫人

■雑記:
シリウス2222』ではハード・プログレだったのが、
オザンナの母体となったチッタ・フロンターレから
ジャンニ・レオーネ(レオ・ネロ)が加わりヘヴィ・シンフォに変貌。
『YS』のキーボードプレイが気に入った人は、
レオ・ネロの『真実の檻』の後半をお勧め。


■題名:
IL PAESE DEI BALOCCHI
子供達の国

名前:
IL PAESE DEI BALOCCHI
イル・パエーゼ・デイ・バロッキ

発表年:1972年

製作国:イタリア

評価:B ★★★★

■曲目:
01. IL TRIONFO DELL'EGOISMO, DELLA VIOLENZA, DELLA PRESUNZIONE E DELL'INDIFFERENZA
___夢の国へ
02. IMPOTENZA DELL'UMILTA E DELLA RASSEGNAZIONE
___あきらめ
03. CANZONE DELLA SPERANZA
___希望の唄
04. EVASIONE
___逃亡
05. RISVEGLIO E VISIONE DEL PAESE DEI BALOCCHI
___子供達の国
06. INGRESSO E INCONTRO CON I BALOCCANTI
___子供達との出会い
07. CANZONE DELLA CARITA
___愛の調べ
08. NARCISISMO DELLA PERFEZIONE
___自己陶酔
09. VANITA DELL'INTUIZIONE FANTASTICA
___虚栄
10. RITORNO ALLA CONDIZIONE UMANA
___夢から覚めて

■雑記:
ヘヴィっぽさはあまりないけど、
良く出来た夢心地(悪夢っぽいけど)なシンフォ・プログレ
イル・パエーゼ・デイ・バロッキって意味は、
諸星大二郎の「子供の王国」とかではなく、
ピノキオのおもちゃの国(プレジャー・アイランド?)のことみたいっす。


■題名:
PER... UN MONDO DI CRISTALLO
水晶の世界

名前:
RACCOMANDATA RICEVUTA RITORNO
コマンダータ・リチェヴータ・リトルノ

発表年:1972年

製作国:イタリア

評価:B ★★★☆

■曲目:
01. NULLA
___無
02. SU UNA RUPE
___断崖
03. IL MONDO CADE SU DI ME
___落下する世界
04. NEL MIO QUARTIERE
___私の住む区域
05. L'OMBRA
___影
06. UN PALCO DI MARIONETTE
___あやつり人形の舞台
07. SOGNI DI CRISTALLO
___水晶の夢

■雑記:
コマンダータ・リチェヴータ・リトルノって意味は、
到着返信書留郵便のことみたいっす。
アルバムジャケットのインナーのイラストが、
惑星着陸後に滅びた都市を見下ろす宇宙飛行士って感じかな。
静寂と喧騒の差が激しい演奏。
ボーカルとギターのメンバー二人は、
イ・テオレミやルオヴォ・ディ・コロムボのメンバーなどとサマディを結成。


■題名:IO NON SO DA DOVE VENGO E NON SO DOVE MAI ANDRO' UOMO E'IL NOME CHE MI HAN DATO

名前:DE DE LIND

発表年:1972年

製作国:イタリア

評価:B ★★★△くらい

■曲目:
01. FUGA E MORTE
02. INDIETRO NEL TEMPO
03. PAURA DEL NIENTE
04. SMARRIMENTO
05. CIMITERO DI GUERRA
06. VOGLIA DI RIVIVERE
07. E POI

■雑記:
デ・デ・リンドってバンド名は、プレイメイトのモデルから付けたみたい。
ヘヴィっぽさもあるハードなシンフォ・プログレでフルートが躍動。
ちょっとだけザ・フーっぽく感じるような……気のせいかな。
選んだ他のアルバム(バンド)に比べてマイナーだけど良作。
私はどこから来て、どこへ行くのか?……認知症かな。


■題名:
IO COME IO
我思う故に (イオ・コーメ・イオ)
CONTAMINAZIONE (CONTAMINATION)
汚染された世界

名前:
IL ROVESCIO DELLA MEDAGLIA
ロヴェッショ・デッラ・メダーリャ

発表年:
1972年
1973年 (1975年)

製作国:イタリア

評価:
C ★★★くらい
A ★★★★◎くらい

■曲目:
『IO COME IO』
『我思う故に』
01. IO
___自我
02. FENOMENO
___現象
___A) PROIEZIONE
_____投影
___B) RAPPRESENTAZIONE
_____心像
03. NON IO
___非我
04. IO COME IO
___我思う故に
___A) DIVENIRE
_____生成
___B) LOGICA
_____条理

『CONTAMINAZIONE』
『汚染された世界』
01. ABSENT FOR THIS CONSUMED WORLD
___消滅した世界
02. ORA NON RICORDO PIU'
___忘却の彼方へ
03. IL SUONO DEL SILENZIO
___静寂なる響き
04. MI SONO SVEGIATO E...HO CHIUSO GLI OCCHI
___目覚め…そして再び夢の中
05. LEI SEI TU: LEI
___貴女への熱き想い
06. LA MIA MUSICA
___君に捧げる歌
07. JOHANN
___ヨハン・セバスチャン・バッハ
08. SCOTLAND MACHINE
___スコットランド・マシン
09. CELLA 503
___独房503号室
10. CONTAMINAZIONE 1760
___汚れた1760年
11. ALZO UN MURO ELETTRICO
___電波障害
12. SWEET SUITE
___絢爛豪華な部屋
13. LA GRANDE FUGA
___終焉のフーガ
※『CONTAMINATION』 英語バージョン。
01. ABSENT MIND
02. ORPHAN ME
03. JOHANN'S ROCK
04. ANOTHER NAME AM I
05. CRAZY BABY
06. LOST MYSELF TODAY
07. JOHANN
08. SCOTCHED
09. I CAN FLY
10. CONTAMINATION
11. ISOLATION WORD
12. FOR THE LOVE OF ANNA
13. BACH LIVES

■雑記:
『我思う故に (イオ・コーメ・イオ)』は、
シンフォニックの欠片もないけど荒々しい(ハードな)ギターとベースの音が良いんで。
フィヒテの哲学的思想をコンセプトにしたみたい?

聖典 (ラ・ビッビア)』『我思う故に』の前二作がヘヴィでハードだったのに
『汚染された世界』はルイス・バカロフにより華麗に洗練。
ルイス・バカロフオーケストレーションを施している
ニュー・トロルスの『コンチェルト・グロッソ
オザンナの『ミラノ・カリブロ 9 (ミラノ・カリブロ・ノヴァ)』
ロヴェッショ・デッラ・メダーリャの『汚染された世界』
の中では『汚染された世界』が一番良く出来ていて好きなんで、
ヘヴィっぽさはあまりないけどシンフォ・プログレの代表として。
英語バージョン『CONTAMINATION』もある。
ロヴェッショ・デッラ・メダーリャって意味は、
メダルの裏側のことみたいっす。


■題名:
PALEPOLI
パレポリ

名前:
OSANNA
オザンナ

発表年:1973年

製作国:イタリア

評価:A ★★★★△くらい

■曲目:
01. ORO CALDO
___A) ORO CALDO
_____熱いとき
___B) STANZA CITTA
_____スタンツァ・チッタ
02. NO TITLE
___間奏曲
03. ANIMALE SENZA RESPIRO
___すばやい獣たち

■雑記:
『パレポリ』はイタリアのプログレの名盤としてよく挙がるし、
キング・クリムゾンに例えられることが多いので
凄い期待して聴いたんすが、いまいち私には良さがわからず……。
土着的で分裂ぎみな混沌さが良いのかな。
ナポリの古代都市パレポリで暗黒舞踏って感じかな……。うそ
オザンナのパンダメイクみたいなのってキッスより早いのかな?
ヒデとオザンナ


■題名:
MELOS
メロス

名前:
CERVELLO
チェルヴェッロ

発表年:1973年

製作国:イタリア

評価:B ★★★★以上

■曲目:
01. CANTO DEL CAPRO
___野羊の歌
02. TRITTICO
___三部作の絵
03. EUTERPE
___女神エウテルペ
04. SCINSIONE (T.R.M.)
___解放 (無言歌表現の試み)
05. MELOS
___メロス
06. GALASSIA
___ガラッシア
07. AFFRESCO
___壁画
08. LUCE DIVINA

■雑記:
オザンナより洗練されている弟分。
私は『パレポリ』より『メロス』の方が好み。
太宰治じゃなくてギリシャ神話がコンセプトみたい。


■題名:
ZARATHUSTRA
ツァラトゥストラ組曲

名前:
MUSEO ROSENBACH
ムゼオ・ローゼンバッハ

発表年:1973年

製作国:イタリア

評価:B ★★★◎

■曲目:
01-05. ZARATHUSTRA
_____ツァラトゥストラ組曲
_____A) L'ULTIMO UOMO
_______最初の男
_____B) IL RE DI IERI
_______昨日の王
_____C) AL DI LA'DEL BENE E DEL MALE
_______善悪の彼方に
_____D) SUPERUOMO
_______超人
_____E) IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE
_______砂時計の宮殿
06. DEGLI UOMINI
___女について
07. DELLA NATURA
___自然
08. DELL'ETERNO RITORNO
___永遠の回帰

■雑記:
ツァラトゥストラ組曲』は
イタリアのヘヴィ・シンフォ・プログレの幻の名盤とか隠れた名盤としてよく挙がるし、
ニーチェの『ツァラトゥストラ――』のコンセプト・アルバムだというんで
凄い期待して聴いたんすが、いまいち私には良さがわからず……。

『RARE AND UNRELEASED』では、ヘヴィっぽさが薄い叙情的な
ツァラトゥストラ組曲』のオルタナティブ(デモ?)・バージョンが聴ける。


■題名:
DEDICATO A FRAZZ
フラッツに捧ぐ

名前:
SEMIRAMIS
セミラミス

発表年:1973年

製作国:イタリア

評価:B ★★★☆

■曲目:
01. LA BOTTEGA DEL RIGATTIERE
___古物商の店
02. LUNA PARK
___ルナ・パーク
03. UNO ZOO DI VETRO
___ガラスの動物園
04. PER UNA STRADA AFFOLLATA
___街の雑踏 (交通渋滞)
05. DIETRO UNA PORTA DI CARTA
___紙の扉の向こう側 (トランプの門)
06. FRAZZ
___フラッツ
07. CLOWN
___道化師

■雑記:
ヴィブラフォン特集 第五弾!
(※前に冗談でヴィブラフォン特集として、
第一弾『REVEAL THE FANTASTIC - LIGHT YEAR』
第二弾『AFRO-PROGRESIVO - CUASARES』
第三弾『MONTAGE - HAGOOD HARDY & THE MONTAGE』
第四弾『GESTATION SONORE - HORDE CATALYTIQUE POUR LA FIN』
を取り上げたことがあった)
イタリアに数あるヘヴィ・シンフォ・プログレの中で、
なぜか私が好きなのがセミラミス。
セミラミスとは、アッシリア帝国の伝説上の女王で、
美貌と英知を兼ね備え、贅沢好きで好色でかつ残虐非道。
世界の七不思議の一つ、バビロンの空中庭園を造らせたといわれる――
らしいっすが……アルバムジャケットが美貌のセミラミスの顔……なのか?
インナーのイラストも幻想的(シュルレアリスム)でなんか恐いし。


■題名:
CAMPO DI MARTE
カンポ・ディ・マルテ

名前:
CAMPO DI MARTE
カンポ・ディ・マルテ

発表年:1973年

製作国:イタリア

評価:B ★★★☆くらい

■曲目:
01. PRIMO TEMPO
___第一楽章
02. SECONDO TEMPO
___第二楽章
03. TERZO TEMPO
___第三楽章
04. QUARTO TEMPO
___第四楽章
05. QUINTO TEMPO
___第五楽章
06. SESTO TEMPO
___第六楽章
07. SETTIMO TEMPO
___第七楽章
※アーティストが意図した曲順と曲名。
01. PROLOGO PARTE I (V TEMPO)
___序章 パート1 (第五楽章)
02. PROLOGO PARTE II (VI TEMPO)
___序章 パート2 (第六楽章)
03. PROLOGO PARTE III (VII TEMPO)
___序章 パート3 (第七楽章)
04. RIFLESSIONE PARTE I (I TEMPO)
___黙想 パート1 (第一楽章)
05. RIFLESSIONEPARTE II (II TEMPO)
___黙想 パート2 (第二楽章)
06. EPILOGO PARTE I (III TEMPO)
___終章 パート1 (第三楽章)
07. EPILOGO PARTE II (IV TEMPO)
___終章 パート2 (第四楽章)

■雑記:
かなりかっこいい!
カンポ・ディ・マルテって意味は、
フィレンツェのマルテ広場のことみたいっす。
軍神マルスに関係あるみたいなんで、
アルバムジャケットの自身の武器を体に直に刺している男達(兵士?)
の意味がわかるような、わからないような……。
ドラムがバタついてると思ったらツイン・ドラム。


■題名:
ALPHATAURUS
アルファタウラス

名前:
ALPHATAURUS
アルファタウラス

発表年:1973年

製作国:イタリア

評価:B ★★★◎くらい

■曲目:
01. PECCATO D'ORGOGLIO
___高慢は罪 (傲慢の罪)
02. DOPO L'URAGANO
___暴風の後に (ハリケーンの後)
03. CROMA
___クローマ
04. LA MENTE VOLA
___飛行 (駆け抜ける精神)
05. OMBRA MUTA
___変遷の影 (無言の影)

■雑記:
ヴィブラフォン特集 第六弾?
平和の象徴の白い鳩が爆撃している三面アルバムジャケット。
キーボードの比重が大きい。
当時未発表の『DIETRO L'URAGANO』では
完全にELP系のキーボード・プログレになってる。


■題名:
UT
CANTI D'INNOCENZA - CANTI D'ESPERIENZA
子供たちの唄、大人たちの唄 (クエスチョン・マーク
SUN SUPREME
サン・シュープリーム (至高の太陽)

名前:
NEW TROLLS
ニュー・トロルス
NICO, GIANNI, FRANK, MAURIZIO
ニコ・ジャンニ・フランク・マウリツィオ
IBIS
イビス

発表年:
1972年
1973年
1974年

製作国:イタリア

評価:
A ★★★★○くらい
B ★★★★くらい
A ★★★★○くらい

■曲目:
『UT』
01. STUDIO
___スタジオ
02. XXIIA STRADA
___22番通り
03. I CAVALIERI DE LAGO DELL'ONTARIO
___オンタリオ湖の騎士達
04. STORIA DI UNA FOGLIA
___木ノ葉の物語
05. NATO ADESSO
___誕生
06. C'E TROPPA GUERRA
___大戦争
07. PAOLO E FRANCESCA
___パオロとフランチェスカ
08. CHI MI PUO CAPIRE
___誰が知るか

『CANTI D'INNOCENZA - CANTI D'ESPERIENZA』
『子供たちの唄、大人たちの唄』
01. INNOCENZA, ESPERIENZA
___子供たち、大人たち
02. SIGNORA CAROLINA
___夢のカロリーナ
03. SIMONA
___シモーナ
04. L'AMICO DELLA PORTA ACCANTO
___門際の友
05. VECCHINA AMICA
___旧友
06. ANGELO INVECCHIATO
___老いた天使

『SUN SUPREME』
『サン・シュープリーム』
DIVINE MOUNTAIN / JOURNEY OF LIFE (SWIFT RIVER RUSHING, FLOWING):
神の山 / 生命の旅:
01. PART 1 - VISION OF MAJESTY
___パート1:皇帝の幻影
02. PART 2 - TRAVELLING THE SPECTRUM OF THE SOUL:
___パート2:魂の旅路
___A) FLOW OF THE RIVER OF THE MIND
_____精神の奔流
___B) A MAGICAL CAVERN
_____魔法の洞窟
___C) ON THE EDGE OF IT ALL
_____万物の淵にて
03. PART 3 - THE VALLEY OF MISTS:
___パート3:霧の渓谷
___A) SONG OF THE VALLEY DEEP
_____深き渓谷の歌
___B) THE ELEMENTS CLASH - STORM OF LIFE
_____エレメンツ・クラッシュ~生命の嵐
04. PART 4 - VISION FULFILLED:
___パート4:満たされた幻影
___A) JUNGLE - RYTHM COLOUR (STEAM, SWEAT, PULSE, THROB, VIBRATE)
_____ジャングル~リズム・カラー
___B) OVER THE CREST
_____頂を越えて
DIVINITY (DEDICATED TO SATGURU MAHARAJI AND HIS FOLLOWERS):
神:
05. PART 1
___パート1
06. PART 2
___パート2
07. PART 3
___パート3

■雑記:
私が本格的にプログレを聴くようになる前に耳にしていた
イタリアのプログレはゴブリンと
カメリアダイヤモンドのCMで知らないうちに聴いていたニュー・トロルスくらいかな。
イタリアのプログレでオザンナはあるのに
ニュー・トロルスがないってのは不完全なんすが、
ニュー・トロルスのアルバムでヘヴィ・シンフォっぽいのがわからないので、
(『UT』はハードロック系で、『アトミック・システム』はジャズ・ロック系なんで)
とりあえず代表作の『UT』とニュー・トロルス派生の
ニコ・ジャンニ・フランク・マウリツィオとイビスを。
『サン・シュープリーム』は、歌詞は英語で
ドラムはアトミック・ルースターなどのリック・パーネル。


■題名:
BIGLIETTO PER L'INFERNO
地獄への乗車券

名前:
BIGLIETTO PER L'INFERNO
ビリエット・ペル・リンフェルノ

発表年:1974年

製作国:イタリア

評価:C ★★★くらい

■曲目:
01. ANSIA
___苦悶
02. CONFESSIONE
___告白
03. UNA STRANA REGINA
___奇妙な王女
04. IL NEVARE
___降雪
05. L'AMICO SUICIDA
___友は死ぬ

■雑記:
オザンナやムゼオ・ローゼンバッハと並ぶイタリアン・へヴィ・シンフォのバンドが
ビリエット・ペル・リンフェルノらしいので、
凄い期待して聴いたんすが、いまいち私には良さがわからず……。
『パレポリ』と『ツァラトゥストラ組曲』を私は評判どおりだと思わないので、
『地獄への乗車券』も合わないんだな……。
(ハードロック系があまり好きじゃないってのもあるけど)
ツイン・キーボード。
当時未発表の『IL TEMPO DELLA SEMINA』は、あまりへヴィじゃないかな。