サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

気になるもの目録 ルチオ・フルチの幻想殺人

ルチオ・フルチの名前は有名なんで知っているけど
あまり作品を観たことがないかな。
ルチオ・フルチのマーダロック』の音楽を
キース・エマーソンがやっているので
映画は観たことないけどサントラは聴いたことあるけど。
んで、『幻想殺人』ってのを何気なく観たら、
本当に幻想的な殺人で衝撃的なんでメモ。


標題:ルチオ・フルチの幻想殺人

分類:映画>洋画>ジャッロ

■題名:
UNA LUCERTOLA CON LA PELLE DI DONNA (A LIZARD IN A WOMAN'S SKIN)
幻想殺人

監督・脚本:
LUCIO FULCI
ルチオ・フルチ

音楽:
ENNIO MORRICONE
エンニオ・モリコーネ

出演:
FLORINDA BOLKAN
フロリンダ・ボルカン
LEO GENN
レオ・ゲン
JEAN SOREL
ジャン・ソレル
EDY GALL
エディ・ガル
SILVIA MONTI
シルヴィア・モンティ
ANITA STRINDBERG
アニタ・ストリンドバーグ
STANLEY BAKER
スタンリー・ベイカー

発表年:1971年

製作国:
イタリア
フランス
スペイン

評価:保留

■雑記:
キャロル・ハモンド(フロリンダ・ボルカン)は毎夜見る悪夢に悩まされていた。
痴漢電車みたいなのにキャロルがもみくちゃにされて、
ヒッピー達と騒ぎまくっている隣人の騒音熟女ジュリア(アニタ・ストリンドバーグ)と
レズって彼女を刺し殺す夢に悩み精神科医に相談する。
精神科医はキャロルの欲求不満によるものと診断するが、
数日後、本当にジュリアが刺殺され、
殺人現場にはキャロルの持ち物(ペーパーナイフと毛皮のコート)と指紋が残されていた。
夢が現実になったのか? キャロルにはジュリアを殺した記憶が無い。
誰かがキャロルを犯人に仕立てようとしているのか?

キャロルの父エドモンド(レオ・ゲン)は高名な弁護士で、
キャロルの夫フランク(ジャン・ソレル)は父の部下で
連れ子のジョーン(エディ・ガル)もいて頭が上がらないが、
秘書のデボラ(シルヴィア・モンティ)と浮気をしていて、
キャロルはセックスレスで欲求不満なんで隣の奔放なジュリアと関係を持ったんすが、
ジュリアがキャロルの父を脅迫したんで、精神疾患のふりをして夢ではなく現実にジュリアを殺したっす。
それに気がついたキャロルの父は自分が犯人だと遺書を残し自殺するんすが、
結局、キャロルの嘘を見破ったコーヴィン警部(スタンリー・ベイカー)により逮捕される。

幻想的というか悪夢的な場面が鮮やかでエロくてグロいんすが、
カブトガニの青い血の採取工場みたいな犬の解剖実験みたいな場面が凄いグロい。
昔の映画やドラマはけっこう動物虐待してるんで
本物の犬なのか焦ったんすが作り物みたいです。
コウモリが大量に出てくるんすが、こっちは本物かな。
殺されたジュリアは偽乳みたいだし、
現場写真を撮る(フラッシュを炊く)時に瞼が動くんで
生体反応があるから救命処置しろよ。うそ


ジャッロってなんじゃろ?
ジャッロまたはジャーロは、
イタリア映画のミステリー、サスペンス、スリラーなどのジャンルみたいっす。