サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

好きなもの目録 その214 藤波辰巳のマッチョ・ドラゴン

阪神タイガースがリーグ優勝したしたんすが、
阪神といえば「オマリーの六甲おろし - トーマス・オマリー
を思い浮かべる人が殆どだと思いますが……。うそ

アウトサイダー・ミュージック
(音痴や調子の外れた音楽をかっこよく名付けているわけではないと思う)
として有名らしい?
TANGELA TRICOLI (ANGELA MASSON)と
LEWIS (LEWIS BALOUE / RANDY DUKE)を聴いてみたんすが、
TANGELA TRICOLI はちょっと音程を外しているけど可愛らしい無邪気な女性の歌声が微笑ましいし、
LEWIS は自意識過剰の優男が自分の内面世界でしっとりと歌い上げているし、
で私からすると普通というか物足りないかな。


私はサイケやプログレだけではなく、
昭和歌謡も聴きます。
平成以降のJ-POPとかはほとんど聴かないけど……。

私が聴いたことのある好きな昭和の邦楽ベスト10は、
「お祭りマンボ - 美空 ひばり / 原 六朗」
ゴジラのテーマ (SF交響ファンタジー第1番) - 伊福部 昭」
上を向いて歩こう - 坂本 九 / 永 六輔 / 中村 八大」
「だまって俺について来い - ハナ肇とクレージーキャッツ (植木 等) / 青島 幸男 / 萩原 哲晶」
「長編歌謡浪曲 元禄名槍譜 俵星玄蕃 - 三波 春夫 / 長津 義司」
ヨイトマケの唄 - 美輪 明宏 (丸山 明宏)」
帰って来たヨッパライ - ザ・フォーク・クルセダーズ
ゲゲゲの鬼太郎 - 熊倉 一雄 / 水木 しげる / いずみ たく」
ひこうき雲 - 荒井 由実 (松任谷 由実)」
テクノポリス - イエロー・マジック・オーケストラ
※発表年順。主に昭和20年代後半から昭和50年代頃(1950年代後半から1970年代頃)。
――かな。知名度が高いモノを選びました。
個人的には、荒井由実より中島みゆきの方が好きなんですが、
時代(流行)や影響力を考慮すると荒井由実かな。
「元禄名槍譜 俵星玄蕃」や「ヨイトマケの唄」は、
ほとんどロック・オペラかプログレ

んで昭和歌謡の鬼子(異端児)というか奇跡(天然)というか最終兵器、
聴いた人全ての頬が自然と緩む名曲(迷曲)
藤波辰巳の「マッチョ・ドラゴン」を目録に。


標題:お前、音痴だろ!? 飛龍脱力固め

分類:音楽>邦楽>アウトサイダーミュージック

■題名:
マッチョ・ドラゴン
ドラゴン体操

名前:藤波 辰巳 (藤波 辰爾)

職業:プロレスラー

発表年:1985年

製作国:日本

評価:不能

■雑記:
「マッチョ・ドラゴン」はコミックソング(珍曲)?として、その世界では有名で、
コサキンDEワァオ!』のコサキンソング、
山下達郎のサンデー・ソングブック』の珍盤奇盤などなど、
様々な媒体で紹介されているので知っている人が多いでしょう。
明石家さんまの「大都会」「魅せられて」みたいに、
わざと?音痴(下手)に歌っているわけではなく、
老人と子供のポルカ - 左卜全とひまわりキティーズ」みたいに
狙っておかしな歌い方の人に歌わせているわけでもなく、
本人(藤波辰巳)は至って真面目に歌っている。
音程はそんなに外していないと思うんだけど、声質と歌い方がどこか変。
海外では、
フローレンス・フォスター・ジェンキンスとか、
映画になるくらい有名な音痴の歌手がいるけど、
それに日本で匹敵するのは藤波辰巳! うそ

私が子供の頃の長野って、民放(NHK以外のテレビ局)が二つしかなかったんですよ。
なもんでプロレス番組(全日本プロレスの録画放送)が
深夜(といっても11時過ぎくらいだったかな)に放送されていたんすが
子供なんで観れなくて、少し経って民放が増えて、
新日本プロレスのテレビ生中継が観れるようになって、
アントニオ猪木とかハルク・ホーガンとかに熱狂したっす。
学校のクラスではプロレスごっこが男子に流行ってたし。
当時の私には、長州力の方がキャラが立っていて印象が強く、
藤波辰巳は優等生で印象が薄い感じでしたが、
「マッチョ・ドラゴン」で立場は逆転しました。


ドラゴン探検隊の仲間には入りたくない……。