『不適切にもほどがある!』
『テレビ東京開局60周年記念連続ドラマ 95』
など、日本の現在と1980年代や1990年代を対比したような(懐かしむような)
映画やドラマがけっこうあるなぁ。
フジテレビのせいかはわからないけど、
いつの頃からか邦画ってテレビドラマの拡大版っぽくなったじゃないっすか。
それで面白ければ文句はないんすが、
映画とテレビドラマの違い、映画にしかない特色が薄れたような……。
素人目からすると、
映画とテレビドラマでは監督や演出がやることに
そう違いがないと思うんですが、
堤幸彦みたいにテレビドラマは面白いのに、
映画になると微妙になる監督がいるんすが、
弟子筋のせいか大根仁監督も映画になるとまあまあ面白いんだけど、
テレビドラマの時と比べるとなんかいまいちな感じを受けるんすよ。
まぁでも、好きな監督・演出家ではありますが。
大根仁監督の映画は、
『サニー 強い真一・強い千葉』……じゃなくて、
(※最初は同年公開の白石和彌監督の映画『サニー/32』にかけた
ギャグにしようと考えたんすが、
記事を書く時に忘れてサニー千葉の方になったっす)
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』がまあまあ好きなんで目録に。
標題:(保留)
分類:映画>邦画
■題名:SUNNY 強い気持ち・強い愛
監督・脚本:大根 仁
音楽:小室 哲哉
出演:
篠原 涼子
板谷 由夏
小池 栄子
ともさか りえ
渡辺 直美
池田 エライザ
広瀬 すず
山本 舞香
野田 美桜
田辺 桃子
富田 望生
小野 花梨
高田 聖子
橋爪 淳
三浦 春馬
矢本 悠馬
岡部 たかし
松本 穂香
三田 和代
キムラ 緑子
橋本 じゅん
坂口 涼太郎
宮下 今日子
宮崎 吐夢
リリー・フランキー
新井 浩文
不破 万作
発表年:2018年
製作国:日本
評価:B ★★★○くらい
■内容・雑記:
韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイク。
コギャルになりたい奈美と出会うSUNNYのメンバーが狂わせる鰤谷って話かな。
主婦の阿部奈美(篠原涼子)は、夫(岡部たかし)が海外に出張中に
入院している母(キムラ緑子)を見舞うため病院に行く。
そこで女子高時代の仲良しグループ「SUNNY」のリーダーだった
伊藤芹香(板谷由夏)と久しぶりに再会する。
芹香が癌で余命一ヶ月なことを知り
SUNNYのメンバーを集めようとする奈美は
1990年代中頃の女子高時代を懐かしく思い出す。
<女子高生仲良し6人組 SUNNY>
阿部奈美(広瀬すず):
阪神・淡路大震災により、淡路島から東京に転校する。
兄(坂口涼太郎)は『新世紀エヴァンゲリオン』に嵌り、
自分の名前がシンジで妹がアベナミだから綾波だといい、
1999年にハルマゲドンで世界が破滅すると信じ引きこもっているオタク。
兄と妹で競技かるたをやっている。うそ
伊藤芹香(山本舞香):
SUNNYのリーダー。小学校から一貫して女子高で女しか知らない。
レズじゃない(アピールするので怪しい……)。
中学まで鰤谷美礼(小野花梨)と仲良かった。
裕子(野田美桜):
めっちゃ口悪い。
オッパイ小さい(マイナスAカップ)のがコンプレックスで
豊胸手術により巨乳になる。
心(田辺桃子):
ウリやらずに金出させるプロ。美容師が夢。
梅(富田望生):
ダイエット失敗続きのデブ。
奈々(池田エライザ):
ギャル系ファッション雑誌『egg』の読者モデルで活躍。
大根仁監督は音楽とダンスを取り入れるのが上手い。
おでんの屋台のラジオから森田童子の「ぼくたちの失敗」が流れてる。
出張している奈美の夫が浮気してるのかは謎のまま。
大人の芹香役は真木よう子が降板して板谷由夏になったみたいですが、
エンドロール見るまで菊地凛子だと思ってたっす。
広瀬すずのはっちゃけた演技が良い。
1990年代は私的にはろくなことがなかったし、
コギャルとか接点がまったく無いので、
異世界の住人の生態って感じっすが、
なんか当時の女子高生ってこうだったんだろうなぁ。
っていう(デフォルメされているんだろうけど)説得力がある。
庵野秀明監督の『ラブ&ポップ』なんかを観ると
当時のコギャル文化や生態がなんとなくわかるかも。