2000年代(2000年から2009年)の邦画(実写)で私が好きな作品は
『ジョゼと虎と魚たち - 犬童 一心』
『極道恐怖大劇場 牛頭 - 三池 崇史』
『リアリズムの宿 - 山下 敦弘』
『下妻物語 - 中島 哲也』
『花とアリス - 岩井 俊二』
『空中庭園 - 豊田 利晃』
『転々 - 三木 聡』
『アフタースクール - 内田 けんじ』
『容疑者Xの献身 - 西谷 弘』
などで、もう何年も前に観て記憶が薄らいでいる
『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 - 金子 修介』
『トニー滝谷 - 市川 準』
なども良かったと思うんすが見返さないと……。
んで、『フラガール - 李 相日』も好きなんで
前から「好きなもの目録」に記そうと思ってたんすが、同じ
常磐ハワイアンセンター(スパリゾートハワイアンズ)の
フラガール(スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム)を題材にした
アニメ『フラ・フラダンス - 水島 精二』を観てからにしようと思っててやっと観たんすが、
『フラ・フラダンス』も良いアニメだったんで、
『フラガール』と『フラ・フラダンス』を目録に。
標題:フラガール(スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム)の映画とアニメ
分類:映画>邦画
■題名:フラガール
監督・脚本:李 相日
脚本:羽原 大介
撮影:山本 英夫
出演:
松雪 泰子
蒼井 優
徳永 えり
山崎 静代 (※お笑い芸人 南海キャンディーズ)
池津 祥子
寺島 進
菅原 大吉
大河内 浩
志賀 勝
山田 明郷
ふく まつみ
氏家 恵
高橋 克実
三宅 弘城
眞島 秀和
岸部 一徳
豊川 悦司
富司 純子 (藤 純子)
他
発表年:2006年
製作国:日本
評価:A ★★★★★
■雑記:
『フラガール』を久しぶりに観直して感動してこの記事を書いていると、
NHK-FMの『音楽遊覧飛行』
「映画音楽ワールドツアー~日本アカデミー賞最優秀作品賞から」で
『フラガール』のサントラが流れるのにシンクロニシティを感じたんすが、
それほど書きたいことが無いので、
十年くらい前(2014年3月末)に書いた駄文の再録。
こんばんは
袴田・J・フランクリンです。
もちろんうそっす。
(※BS朝日の「サタデーシアター」を観ていたらしい)
『フラガール』を今までにテレビで何度も観る機会があったのに
ことごとくスルーしてました。(一部分だけ視聴してました)
そんな自分に、おバカッ! と言いたい。
寂れゆく炭鉱の街での、常磐ハワイアンセンター設立とフラダンサー達の師弟愛の話なんですが、
定番といえば定番、オーソドックスな話なんですが感動します。
特に、平山まどか(松雪泰子)先生と生徒達の駅のホームでの別れとか――
蒼井優が
「ウォーアイニー。サイチェン」
と中国語で言うところと、
最後のクライマックスの所でダンスする場面――
普通の靴や裸足では上手く踊れないので、紙コップをバレエのトウシューズの代わりにして
パンチラしながら踊る場面が……
って、それは『花とアリス』だろがっ!
演出(手話を見せたい)なのはわかりますが、列車の出発するホームを間違えるって、
どんだけおバカなフラダンサー達なんだか……。
最後のタヒチアンダンスの盛り上がりっぷりは素晴らしい。
ハワイアンセンターの職員が、寒さでヤシの木が枯れないようにストーブを集め
誠心誠意、心を込めて育てているんすが、
『トラック野郎 一番星北へ帰る - 鈴木 則文』で
星桃次郎がそのヤシの木に立ちションしようとするっす。
炭鉱の場面で、いつメガヌロンが現れるのかハラハラしたっす。うそ
松雪泰子の、なんか影のある幸薄いスナックやキャバレーのママっぽい雰囲気がよかったっす。
蒼井優も田舎娘で不細工なのに段々凜々しく可愛く見えてきて最高!
常磐ハワイアンセンターは、
私が子供の頃だったか、テレビのCMを観た憶えがあって、
関東甲信越で、もしくは全国的に有名だったのかな。
分類:アニメ>映画
■題名:フラ・フラダンス
総監督:水島 精二
監督:綿田 慎也
脚本:吉田 玲子
音響監督:木村 絵理子
音楽:大島 ミチル
声優:
福原 遥
美山 加恋
富田 望生
前田 佳織里
陶山 恵実里
相沢 梨紗
上坂 すみれ
根谷 美智子
高島 雅羅
木村 昴
山田 裕貴
ディーン・フジオカ
早見 沙織
東山 奈央
三木 眞一郎
中村 繪里子
奥野 香耶
本泉 莉奈
甲斐田 裕子
他
発表年:2021年
製作国:日本
評価:A ★未確定
■雑記:
夏凪日羽(福原遥)は、高校卒業後の進路に悩んでいたが、
姉・真理(早見沙織)が勤めていた地元・福島県いわき市の
スパリゾートハワイアンズのフラガールになることにし、
同期のフラダンス甲子園で優勝した鎌倉環奈(美山加恋)、
『RD 潜脳調査室』のキャラみたいな明るいぽちゃ子・滝川蘭子(富田望生)、
ハワイ出身オハナ・カアイフエ(前田佳織里)にゃ、
人前に出るのが怖い能面女子・白沢しおん(陶山恵実里)達と
日々奮闘努力・悪戦苦闘し成長していく。
察しろって感じで直接言及がないんですが、
日羽の姉・真理は、東日本大震災で亡くなったみたいなんですが、
『すずめの戸締まり』みたいに震災を設定に使って
男女の出会いと冒険の物語(ロードムービー)をやるのにモヤモヤしたものを感じたんすが、
『フラ・フラダンス』は震災の被害を受けた地域の話なんで納得いく。
その亡くなった姉の魂がハワイアンズのマスコット「CoCoネェさん」のぬいぐるみに宿っていて、
突然チャッキーみたいに動き出すのを見て、
『妄想代理人』で鷺月子の持っている人形マロミが突然動き出すのを連想す。
「いついろディライト!!」っていう女性アイドルグループが登場するんすが、
なんで? と思ってたら伏線だったので感心したっす。
ありがちな話なら、
「みんなのフラ選手権・全国大会」で、優勝とか観客賞になると思うんすが、
なんかシビアで賞にかすりもしないのがリアルかな。
デビューで日羽が衣装にハンガーを付けたままステージに出てしまうんすが、
『刑事物語』の武田鉄矢みたいにハンガーヌンチャクをして誤魔化せばよかったのに。うそ
いわき湯本の温泉宿の女将で着物でフラを踊る「フラ女将」ってのがあるんすね、
フラガールを引退したらどうなるのか知らないんすが、
フラダンス教室の先生や講師になるのかな?
『0.5の男』でQ太郎の母がフラダンス教室に通っていたし、何処にでもあるのかな。
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『かげきしょうじょ!!』などや
『ラブライブ!』『アイカツ!』など
少女や女性達がダンサーや女優やアイドルなどで成功を目指す話は定番なんすが、
昔のアニメに比べて、プリキュアのダンスみたいな、
コンピュータグラフィックスやモーションキャプチャーの進歩により
キャラがスムーズに踊りまくってるなぁ。
『パーフェクトブルー - 今 敏』のアイドルのダンスとか手描きで凄いと思ったんすが、
今はスーパーアニメーターがいなくても出来るっすね。
私はあまりアニメを観なくなってるので比べることは出来ないんすが、
観たことある
『ジョゼと虎と魚たち - タムラ コータロー』
『すずめの戸締まり - 新海 誠』
『かがみの孤城 - 原 恵一』
などより、
『フラ・フラダンス - 水島 精二』の方が好きかな。
私は女性(男性でも)が舞踊に打ち込む話が好きなんすが、
(山岸凉子の『アラベスク』とか)
もう、『セクシー田中さん』の映像化は無理だと思いますが、
『フラガール』や『フラ・フラダンス』みたいな感じで作られないかなぁ。