サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

好きなもの目録 その418 河森正治の地球少女アルジュナ

処理水を巡って色々騒ぎになってますが、
何年も前からこうなることは予測できたと思うんですが……
対策を十分にしてたのかな?
今年は関東大震災から100年っすが、
震災や環境問題を取り上げたアニメを紹介。
災いをもたらすラージャ(ミミズ)を封印する女子高校生のアニメで
アルジュナの戸締まり』っていう大ヒットアニメ! うそ

2009年8月4日に書いた駄文を修正して下記に転載するんですが、
間違ったことが書かれているかもしれませんが……知らんっす。


今はもう深夜アニメが当たり前で、
夕方に放送するアニメは少なくなってしまったと思うんですが、
1990年代中盤から2000年代前半って、
こんなの夕方に放送していいのか!?
ってアニメを結構やっていたんですよねぇ。
新世紀エヴァンゲリオン』や『少女革命ウテナ』が夕方6時台に放送。
ミサトさんと加持さんのホテルでの絡みの音声、
ウテナと暁生さんとの比喩的な会話とシーンなど、
夕食前の茶の間を凍りつかせていたでしょう。

地球少女アルジュナ - 河森 正治』も夕方に放送されていて、
こんな内容のアニメをこの時間帯にやるんだぁ。と
その映像の出来も相まって驚いたもんです。
電波アニメとか新興宗教アニメとか言われるみたいですが。
環境保護というか、現代社会・文明の矛盾、暗部を批判しているっていうか。
(それが正しいか別ですが)
初っ端から、私は死んだとかなんとかで
主人公の樹奈が死んだとこから始まり蘇生するんですが、
原発の臨界事故とか、ハンバーガーに対する『美味しんぼ』並の否定とか、
(このアニメ観ていると、ハンバーガーが食べたくなくなります)
地球環境の汚染がラージャとなって、人間生活に影響を与えるんですよ。
舞台が神戸なんですが、阪神大震災を想起させるような場面があるし。
(神戸は震災で悲惨なのに、ちょっと離れた場所では
平和ないつもと変わらない日常生活が送られている。とか)
TV未放映の第九章では、樹奈の姉ちゃんの中絶問題とか出てくるし。
重い、重いよこのアニメ……。
もっと萌え萌えで、お気楽なアニメが観たい人には無理っす。

でも結構いい加減というか、『ムー』系のオカルトとか無農薬野菜とか疑似科学っぽい
本当か嘘か分からない描写が結構あるんですよねぇ。
虫は、植物の悪い(病気?)部分しか食べない。とか
一人で自給自足している仙人みたいな爺さんが、
煙草だけは止められない。とか
(煙草を吸わない私からすると、煙草を肯定的に捉えているように思える)

クリスっていう、樹奈を導くお助けキャラが
「愚かな……」しか伝えないで、
樹奈自身が気付くのを待ってるんですが、
樹奈はバカだから……。

河森正治監督のアニメでは、
マクロスプラス
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
の次くらいに好きかな。
創聖のアクエリオン』と『マクロスF』は、途中で観るの挫折しました。
(そのうち、全話観ようとは思いますが)
その変なノリの明るさとアイドル趣味っていうか、
あとCGのロボって、あまり好きじゃないんですよね私は。
でも河森監督のメカニックデザインは好きっす。
アルジュナ』では、樹奈を守る守護神(大魔神みたいなの)
アスラがCGなんですが、コレは変形なんかもカッコよくて好きです。

メリケンバーガーを食べ、天晴れ元気を飲む。 


標題:河森正治地球少女アルジュナ

分類:アニメ>テレビ

■題名:地球少女アルジュナ

監督・シリーズ構成:河森 正治

キャラクターデザイン:岸田 隆宏

3Dモーション監修・演出・作画:板野 一郎

音楽:菅野 よう子

発表年:2001年

製作国:日本

評価:B ★★★△くらい

■雑記:
新興宗教くさい電波(疑似科学やスピリチュアル)アニメだけどOVA並の作画で、
テレビ未放送の第九章が観たくて全巻じゃないけどDVDを買うくらいなんか好きだった。
虫は植物の悪い(病気)部分しか食べない。みたいなトンデモもあるけど、
阪神大震災原発事故を想起させる場面が東日本大震災を予見しているみたい。


地球少女アルジュナ』は、高校時代に両親の離婚で傷心の女子高生が、
仲の良い男子と海を見にバイクでタンデムツーリングに出かけ事故に遭うんすが、
その十年後を描いたドラマが『何曜日に生まれたの』っす。
もちろん嘘ですが……。