サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

気になるもの目録 園村健介の BAD CITY

押井守は学生時代に年間1000本の映画を観たらしいんすが、
何十年も前にそのエピソードを知って凄いと感心したんすが、
三本立ての映画を毎日観れば、確かに一年間で1000本以上いく計算なんすよね。
最近はネットなんかで家に居ながら手軽に映画が観れるんで、
年間1000本は無理っすが、私もけっこう本数観てるっす。
映画とドラマをけっこうな本数観てるんすが、
若い頃は面白くない作品だと思っても最後まで集中して観ていたんすが、
最近はダラダラと流し観て面白くない作品だと思ったら途中で観るの止めちゃうし、
色んな作品を次から次へと消費していってるんで、
ちょっと前に観た作品のことをよく憶えていないし、
同じ役者が出てたり内容が似ていたりすると、
どれがどんな作品だったかごっちゃになってわからなくなるっす……。

2023年の夏ドラマは、
『シッコウ!!~犬と私と執行官~』
ハヤブサ消防団
『警部補ダイマジン』
『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』
『VIVANT』『CODE-償いの代償-』
は継続して観てるので最後まで観ると思うんすが、
『トリリオンゲーム』は、
あまりにもご都合主義というか、どんなピンチでも絶対逆転するってのがわかってるので、
なんか面白みが無く興味を失ったので視聴中止してます。

少し遅く始まった『何曜日に生まれたの』が面白くて次回が楽しみかな。
主人公の飯豊まりえはボッチ飯食ってるのかな。とか
父親役の陣内孝則は『ALIVEHOON アライブフーン』でも一人娘の父親役やってたんすが、
それに比べると役が嵌まってるな。とか
シシド・カフカは『警部補ダイマジン』にも出てるな。とか
溝端淳平ハチワンダイバー今川氏真だな。とか思いながら観てます。
あと遅く始まった『ブラックポストマン』も観てます。

『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』は、演説・説教ドラマで、
タイムリープして人生やり直しても結局、
鵜久森叶(芦田愛菜)が死ぬのかよ……と醒めてしまったっす。
でもこの後の展開がなんとなくわかったっす。
鵜久森を殺した犯人を捜すため東風谷葵(當真あみ)は
早朝の始発電車に乗っているとなぜか星崎透(奥平大兼)も乗車してくる。
不思議に思い問い詰める東風谷に星崎は映画撮影のためだと言う。
九条里奈(松岡茉優)に悪さをする連中の仲間だと思われるのが嫌で
アリバイ作りに星崎が始発電車に乗っていることを見抜いた東風谷に、
星崎は鵜久森殺しの犯人捜しを協力することになる。
最後に東風谷は亀姫が鳥居強右衛門に石を打つけるみたいに
大石で犯人をぶち殺すっす。うそ『早朝始発の殺風景』ネタです。
茅島みずきは『最高の教師』『早朝始発の殺風景』『女子高生に殺されたい』に出演してるんすが、
『早朝始発の殺風景』の文化祭でやる演劇の演目
『群盗 - フリードリヒ・フォン・シラー』(を提案するけど却下)、
『女子高生に殺されたい』の文化祭でやる演劇の演目『エミリーの恋人』
とか高校生活といえば文化祭でやる演劇なのかな。
んで、九条先生には実は秘密の願望があって、女子高生に殺されたいんじゃないかな?
だからクラスの生徒に恨まれるような言動をわざとして
卒業式の日に女子高生に殺されるように計画しているとか。うそ

『VIVANT』の乃木憂助(堺雅人)は多重人格で、
(『女子高生に殺されたい』でも多重人格が出てきたなぁ)
視聴者目線的には性格の違う同じ人物が二人存在する映像になってるじゃないっすか。
ファイト・クラブ』っぽいとか言われてるんすが、
いや『レイジング・ケイン』の方が似ている――みたいなのを見たんで、
ブライアン・デ・パルマ好きだし観たことなかったんで観たんすよ。
確かに『レイジング・ケイン』は見た目が全く同じの
優しい性格の主人公と汚れ仕事にも積極的な別人格が同時に現れ会話してる。
それで『VIVANT』の最後のオチがわかったっす。
別班に拘束された乃木は尋問中に櫻井里美(キムラ緑子)を襲い、
カツラと服を奪い女装して逃走し忽然と消える。そして続編か劇場版へ……。だと思う。うそ
そして、乃木に出し抜かれて失敗続きの公安の野崎守(阿部寛)は
警察音楽隊へ飛ばされる。うそ
『異動辞令は音楽隊!』を『スウィングガールズ』みたいな
音楽コメディものだと思って観たんすが、
なんかけっこう真面目な話でした……。
主人公・成瀬司(阿部寛)の家のテレビでなぜか
ゼイラム』『てやんDays』が流れている。
なりすまし詐欺強盗犯の主犯の謎の男が小沢仁志で異常に強いんすが
『BAD CITY』を観て納得する。
んで『VIVANT』に戻って、
『VIVANT』そして『警部補ダイマジン』も
敵のテントや44のリーダーが乃木や平安才門(向井理)の父親っていう展開。
こうなると『ハヤブサ消防団』のアビゲイル騎士団の教祖が
三馬太郎(中村倫也)の亡くなった父親(もしくは母親)でもおかしくないな。
『警部補ダイマジン』の平安室長は
台場陣(生田斗真)の元妻で弁護士の高田美和子(成海璃子)に婚活の相談をしないのかな。
ハヤブサ消防団』の野々山映子と『警部補ダイマジン』の平安の母親が
白髪で無反応なのがなんか共通してるかな。
徳田省吾(岡部たかし)はアビゲイルの信者だから
自殺に見せかけて別班に始末されたんだと思う。うそ
徳田が放火の実行犯ってわかったんすが、
ベンジンを使った放火とかではなく、
たまたま他人の留守宅に入り込んで台所で調理中だったカレーを温めて食べようとしたら
失火して炎上したんだと思う。うそ
『VIVANT』でノゴーン・ベキ(役所広司)が死んだらテントのリーダーを継ぐのは
ノコル(二宮和也)でも乃木でもなく、
乃木と一緒に捕らえられた黒須駿(松坂桃李)が受け継ぐと思う。『孤狼の血』的に。

ちょっと前に、
『ミラノカリブロ9 - フェルナンド・ディ・レオ』
っていうイタリアのギャング映画を観たんすよ。
オザンナがサントラやってるんでタイトルは知ってたんすが。
それで、最初の方の現金の受け渡し場面を観て、
なんか『CODE-償いの代償-』の任務みたいだな。と思う。
三輪円(松下奈緒)の息子の手術費の足りない分を
『VIVANT』だったら乃木が払ってくれたかも。
でも、ハッカーの三宅咲(堀田真由)は
『VIVANT』の太田梨歩(飯沼愛)みたいに山本巧(迫田孝也)に陵辱されちゃうけど。

東映シアターオンラインで『継承盃 - 大森 一樹』を観たんすけど、
けっこう面白くて、1990年代の邦画も馬鹿に出来ないなと。
『ブレット・トレイン』の最近の真田広之と比べると流石に若いし。
1980年代頃の私は当時の邦画を軽く見ていたんすが、
森田芳光相米慎二大森一樹、などなど、邦画の監督も頑張っていたんだな。

東映時代劇YouTubeで『怪猫恋ヶ淵 - 田中 徳三』を観たんすけど、
白猫と黒猫が出てきてミミズを封印する要石にな……りません。
子猫の白猫が目からビームを出して、
仮面ライダー』の怪人みたいな猫女が出てくるっす。
高沢順子と田中好子の美人姉妹が出てくるんすよ。
姉の高沢順子の方が私の好みなんすが、
妹の田中好子の方が元キャンディーズなんで格上なのかヒロインっす。
お屋敷に奉公するようになった姉が、
殿の成田三樹夫に手籠めにされそうになったり、
家宝の大きな鈴を壊したりして手打ちにされるもんだと思ったら、
姉妹は取り潰され併合された藩の姫で、
その陰謀がバレないように始末されたっていうなんか捻った話。
殿には結城美栄子がいるからか美人の姉に手を出さないし、
和崎俊哉が行水を覗くだけっす。
んで、田中健と妹が姉の仇をとって結ばれ仲良く暮らしましたってオチ。
監督が田中徳三で主人公が田中健でヒロインが田中好子って田中尽くめ。


『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー - 阪元 裕吾』を期待して観たんすが、
一作目の『ベイビーわるきゅーれ』を超える面白さはなく普通の面白い作品だったんすが、
そのアクション監督の園村健介が監督した『BAD CITY』をなんの期待もなく観たら
けっこう面白かったっす。
よくあることだけど、作品(小説、漫画、アニメ、映画、ドラマ、音楽、など)を
勝手に期待して実際視聴してみるとそれほどでもなく失望したり、
なんの期待もしてない作品がけっこう面白くて当たりを引いた気分になるのって。

『BAD CITY』は、製作総指揮・脚本・主演が小沢仁志で還暦記念作品みたいです。
リリー・フランキーが出演してるんで
リリー・フランキー「スナック ラジオ」』でも少し映画の話題が出てたかな。


標題:園村健介と小沢仁志の BAD CITY

分類:映画>邦画>バイオレンス / アクション

■題名:BAD CITY

監督・アクション監督:園村 健介

音楽:森野 宣彦

主題歌:こわもて - クレイジーケンバンド

出演:
小沢 仁志 (OZAWA ※脚本)
勝矢
三元 雅芸
坂ノ上 茜
壇 蜜
加藤 雅也
諏訪 太朗
中野 英雄
小沢 和義
浜田 晃
波岡 一喜
松永 有紗
かたせ 梨乃
本宮 泰風
山口 祥行
TAK∴ (坂口 拓)
リリー・フランキー

発表年:2023年 (※2022年先行公開)

製作国:日本

評価:保留

■雑記:
福岡県あたりの架空の都市・開港市は、
野性の証明 - 佐藤 純彌』の大場グループが支配する羽代市みたいに、
フィクサーの五条財閥会長・五条亘(リリー・フランキー)により
警察・検察、マスコミなどが支配されている。
再開発を巡る暗躍により、五条と検察上層部との繋がりの証拠になる
USBメモリを巡ってヤクザの桜田組と韓国マフィアが抗争になる。
検察庁検事長の平山健司(加藤雅也)は五条を立件するため、
殺人容疑で嵌められ収監中の元刑事・虎田誠(小沢仁志)を
毒には毒をもって制す、バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!精神で当たらせるため釈放し、
公安0課の小泉香(壇蜜)に虎田を管理させ特捜班を結成する。

『BAD CITY』は、話的にはよくある警察対ヤクザ映画だと思うんすが、
違うのはアクションが凄いとこかな。
みんな長く格闘しまくってるんすが疲れないのかな……。
ボコボコにされてもすぐ復活する感じだし……。
顔面凶器の小沢仁志のアクションはスタントマンだと思ったんすが、
ほとんどスタントマンを使わずに自ら演じているみたいで
『BAD CITY』の撮影でも骨折しているとか……還暦なのに凄い!
『シン・仮面ライダー』のラストバトルの泥仕合
『BAD CITY』の格闘みたいだったら、みんな文句を言わなかったかも。

政治を影で操る人物や土地の再開発や首長への立候補とか、ちょっとだけ
『連続ドラマW フィクサー』っぽいんすが、
フィクサー』や『警部補ダイマジン』でもUSBメモリに秘密が隠されていて、
それを奪い合うのが映画やドラマの定番なんすが、
USBメモリってけっこう壊れたり認識しなくなると思うんすが、
大丈夫なのか? とちょっと心配になる。