長野(信州)はテレビ東京系列の放送局が無いんすよ。
(テレ東の一部の番組が遅れて放送されてる)
ケーブルテレビで観れた頃もあったんすが、
既得権益かなんかの難癖で観れなくなったんすが、
今は、TVer(ティーバー)でテレ東のドラマとかも観れるんで
そーゆーとこだけは良い時代だなって思います。
んで、『ダブルチート 偽りの警官 Season1』を観てるんすが、
第7話で外国大使館を舞台にした投資詐欺の計画があって、
なんかどっかで観たことあるなと考えたら
『白昼の死角 - 村川 透』で同じような詐欺があったなと思い出す。
水原一平みたいに間に入った通訳が騙してるんだろうなぁ。
野球選手ってメジャーリーグ志向なのに英語を覚えないな、
サッカー選手でも海外志向なのに事前に外国語を習わない人もいるし……。
と思う今日この頃。
『高校大パニック』について書いた駄文の再録なんすが、
> アメリカの銃乱射事件とか他人事って感じっすが、
> 日本も銃が簡単に手に入れば『高校大パニック』みたいなことが起こるだろうなぁ。
> 人質をとって立てこもる場面で、銃で脅して女生徒を裸にするとか、
> 気にくわないヤツを撃ち殺すとかアメリカンっぽいことをしないのが日本男児。
――って、まったく他人事みたいに書いてたんすが、
丁度一年くらい前に私の住んでる北信(長野県北部)で、
猟銃やナイフで住民と警察官を殺害して自宅に立てこもる事件があって、
一晩中ヘリコプターが近辺を飛び回るもの凄い騒音が遠くまで轟き、
こんな田舎では初めてくらいの状況で、すわ戦争か! って感じでした。
「黄色いヘリコプターを飛ばさないで!」っていう
秋吉久美子の気持ちがよくわかったっす。うそ
標題:石井聰亙の高校大パニック
分類:映画>邦画>バイオレンス
■題名:高校大パニック
監督:
石井 聰亙 (石井 岳龍)
澤田 幸弘
音楽:スペース・サーカス
出演:
山本 茂
浅野 温子
梅津 栄
赤座 美代子
宮下 順子
河原崎 長一郎
奥村 公延
内田 稔
江角 英明
久富 惟晴
上田 耕一
椎谷 建治
青木 義朗
石山 雄大
吉原 正皓
泉谷 しげる
他
発表年:1978年
製作国:日本
評価:B ★★★◎
■内容・雑記:
※削除した昔の記事の再録っす。
2011年8月頃に書いた記事に少し修正・加筆しただけっす。
アニメ『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』のネタとか
自分で書いたとはいえ昔のことなんでちんぷんかんぷんで
色々間違ってるだろうけど許してください。
『高校大パニック』は、監督が有名な石井聰亙で、
石野卓球が好きな映画ということで観てみたかったんすよね。
石井聰亙監督は海外でも有名なんで、
私は名前だけ知っていて、きっと凄い作品を撮る監督なんだろうなぁ。と
期待して初めて観たのが『五条霊戦記 GOJOE』で、
そのあまりにも面白くなさに(私に合わない)途中で視聴止めたほど……。
なんですが、次に観た『狂い咲きサンダーロード』は、
ちょっと古臭いですが、1980年代の暴走族の生の感覚が出ていて面白かったので、
この監督は、鬱屈して爆発した暴力、その暴走感を撮るのが上手いのかな。と思い
『高校大パニック』にもそれを期待して観ました。
ストーリーは単純で、
奴らに学園が襲われ、次々に奴らの仲間になっていく生徒達。
それに悲嘆して飛び降り自殺する生徒がでるなか、
一人の生徒が立ち上がった!
父は路面電車の運転手、母は内職で人形作り。
『GUNマガジン』を熟読し、PMC・ブラックウォーター社で訓練を受けた気分の
城野安弘は、ガス式釘打機を銃に改造し、憎い伊原先生を撃ち殺す。
伊原先生により留年させられた村上美穂子は、
奴らから逃げるため城野と二人で学園内を逃避行。
暑いのでシャツのボタンを外し胸元に水浴び、
立てこもった部屋で放尿。濡れるッ!
――『高校大パニック』を観ていたと思ったら、
いつのまにか『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』になっていた、みたいな。うそ
福岡の名門受験校・中州高校三年七組の田中は
模試の結果が悪く受験ノイローゼで飛び降り自殺する。
担任の数学教師が、人の死よりも受験、受験って感じなのに怒りを感じた主人公が、
世間、学校や社会に対して暴発!
でも計画性は無く、勢いでそーなってしまった感が。
「数学できんが、なんで悪いとや!」
(『うる星やつら - 高橋 留美子』の「悲しき雨音」で諸星あたるも叫んでるし、
『マカロニほうれん荘 - 鴨川つばめ』の「第73話/青春の離陸!!」で5組の出席番号10番の生徒も叫んでる)
わかるわかる、その気持ち。
私も数学できなかったから文系へ。
福岡だと九州大学がステイタスなのか?
長野でいう信州大学みたいなもんなのか?
子供の頃、親なんか勝手なもんで、信大目指せとか言っていたもんです。
今は、地方の国立大の地位も下がっているのかもしれませんが、
昔は絶対的なもんがあって、
良い大学入れば、自動的に良い会社に入れて、なんもなければ終身雇用で
めでたしめでたしの日本社会だったんすよね。
物語の舞台が九州の福岡博多で、季節が夏なんで、
みんな汗ダクダクっす。
今は学校にはクーラーとかあるのが当たり前なのか? 知らないっすが、
昔は、暑い中、汗タラタラ、頭がボゥとした中授業やっていて、
みんな発狂寸前って感じだったなぁ。
ワイシャツも汗でベットリと肌に張り付いて不快指数マックス!
主人公の平野コータ……じゃなくて城野安弘、
奪ったライフルに弾込めるシーンとかすごいぎこちなくて、
気持ちが高ぶって上手く弾を込められないのがリアルでいいっす。
銃砲店からライフルを奪って学校に戻り先生を襲い構内を走り回る場面が
『八つ墓村』や『丑三つの村』の津山三十人殺しの都井睦雄みたい。
アメリカの銃乱射事件とか他人事って感じっすが、
日本も銃が簡単に手に入れば『高校大パニック』みたいなことが起こるだろうなぁ。
人質をとって立てこもる場面で、銃で脅して女生徒を裸にするとか、
気にくわないヤツを撃ち殺すとかアメリカンっぽいことをしないのが日本男児。
城野安弘役の山本茂はちょい市川雷蔵っぽい顔立ちかな。
拡声器を使っての、犯人との交渉がお約束というかコントで面白いっす。
生活指導の緒方先生(河原崎長一郎)が、城野の理解者ぶって人質交換を申し出て
城野に発砲されるとキレて城野を殺せッ!ってなるとことか。
時代背景なのか、高校生なのに先生とビールを飲み交わすシーンがあるっす。
1970年代は、まだゆるやかだったんだなぁ。
今はちょっとしたことでクレームがきて吊るし上げ。
ヒロインの村上美穂子役で、浅野温子が出ています。
ちょい梶芽衣子っぽくて、若くて可愛いです。
この当時って、女優=芸術的なヌードってことなのか
浅野温子のセミヌードが見れるっす、
銃で撃たれ血染めの胸なんであまりうれしくないけど。
暑さで胸を肌蹴るシーンの方が色っぽかったっす。
あと、県警特捜課長の栗田(青木義朗)のやることがすべて裏目ってんすけど。
一見渋い表情で的確な指示をしているようで
現場を混乱、最悪の方に向けてるのがブラックジョーク。
最後の、城野の叫び
「来年、受験があるんだぞっ!ラジオ講座があるんだぞっ!」
ってのが矛盾しているようで本人的には真面目なんだろうなぁ。
音楽がスペース・サーカス。
日本のプログレ、フュージョンバンドで名前は知っていて、
アルバムも聴いたことあったと思うんですが憶えていない。
ちょっとこの映画には、音楽が合ってない感じかなぁ。
その当時の雰囲気や流行なんだろうけど。