サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

気になるもの目録 ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛エロイムエッサイム

小林義明監督の『ゲゲゲの鬼太郎』の実写特撮
月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎
ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛エロイムエッサイム』
を一週間以上前に観たんで、
たいして書くことないけどメモしとこうと思ったんすが、
その間にも色々な映画やドラマなどを観てたんで既に記憶に無いっす……。
なもんで、他の観た作品の当分使いそうにないネタや感想をメモしとくっす。
すぐ忘れるもんで……。

『ひばり捕物帖 自雷也小判 - 深田 金之助』の芝居で
自雷也と大蛇丸の対決をしてるんすが、
加藤泰監督の『忍術児雷也』『逆襲大蛇丸』の蝦蟇や大蛇より出来が良い。
綺麗な菊人形が登場するんすが犬神佐武の生首に挿げ替えられるんじゃないかと……。

『人生劇場 新飛車角 - 沢島 忠』
神戸軍治(佐藤慶)が吉井角太郎(鶴田浩二)に股間を切られるんすが、
生殖能力を失った神戸が復讐に現れると思ったんすがそれっきり。
女殺油地獄』みたいな油まみれの泥レスみたいな格闘場面が珍しいかな。
なんか笠原和夫が脚本なんでヤクザ映画(東映任侠路線)の幕開けって感じ。
1960年代頃の邦画の悪役、西村晃佐藤慶は独特な存在感があってやっぱ良いな。
市川まゆみ(佐久間良子)がいる旅芝居一座が先乗りに金を持ち逃げされるんすが、
『浮草 - 小津 安二郎』でも先乗りと音信不通になって一座が解散するんすが、
旅芝居一座あるあるなのかな。

機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役などの声優で有名な
古谷徹の不倫騒動が起きているみたいっすが、
『甘い秘密 - 吉村 公三郎』で
梢葉子(佐藤友美)が
「父親にだってぶたれたことないのよ!」
(「親父にもぶたれたことないのに!」)とアムロみたいなこと言ってる。
『甘い秘密』は、徳田秋聲と弟子(愛人)の山田順子竹久夢二などをモデルにしているみたい。

『同棲時代-今日子と次郎- - 山根 成之』に
『生きる - 黒澤 明』で志村喬がブランコに乗って
「ゴンドラの唄」(いのち短し 恋せよ乙女)を歌うののオマージュっぽいのがある。
花粉病(花粉症ではない)っていうお嫁に行けない体になる病気が出てくる。
結婚しないで同棲を続けたいので堕胎するっていう酷い話。

『ぱん。 - 阪元 裕吾 / 辻 凪子』に
典型的な遅刻する食パン少女が出てきて事故る。
かっ○寿司の地下で河童の子供達が強制労働させられているみたいに、
パン屋の地下で強制労働させてる。

『恐怖人形 - 宮岡 太郎』
山岸凉子の「わたしの人形は良い人形」みたいな、
呪いの日本人形による凄惨な恐怖映画だと思ってたんすが……。
私がビックリしたのは突然始まる……レズ。
美咲(水上京香)は亡くなったヨシコと知り合いだったのに、
父親の顔をまったく知らなかったのが疑問かな。


私は特撮を好きな方だと思うんすが、特撮映画(邦画)はともかく、
特撮テレビドラマ作品は数が多くあまり観ていなくて
どの作品が面白いのかまったくわからいっす。
私は大学のサークルの先輩達からサブカルなどの影響を受けているんすが、
漫画、アニメ、小説、SF、玩具、アイドル、サブカル系音楽、
などなどに詳しい先輩がいたんですが特撮も好きで、
当時『仮面ライダーBLACK』『美少女仮面ポワトリン』などに熱狂してたんすが、
大学生にもなって子供向け特撮をまだ観ているのか……と私はちょっと呆れていました。
(漫画好きな自分のことは棚に上げてた。今は子供向け特撮も面白いと思ってます)
んな感じで、1980年代中盤以降の特撮テレビドラマに関してまったく無知な私です。

漫画原作のアニメ化や実写化って難しくて、色々批判されるのが常ですが、
漫画からのアニメ化は同じ二次元だからまだ上手くいくんすが、
漫画やアニメからの実写化って二次元から三次元への転換なんで
全ての人が納得いく理想通りの出来になるってことが難しいんすが、
最近はコンピュータグラフィックスの発展で漫画的表現も再現出来るようになってきて、
出来の良い実写化作品も多くなっていると思います。
まぁでも、実写化作品は漫画やアニメとは別のモノと思って楽しむのが一番かな。
んで、『ゲゲゲの鬼太郎』の実写化で有名なのは
ウエンツ瑛士が鬼太郎をやった本木克英監督の
ゲゲゲの鬼太郎』『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』だと思うんすが、
小林義明監督の
月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎』『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛エロイムエッサイム』
も『ゲゲゲの鬼太郎』の完全実写化というより別物の特撮作品として楽しめると思うのでメモ。
猫娘田中麗奈みたいなの)が登場しないのが残念ですが……。


標題:小林義明のゲゲゲの鬼太郎

分類:テレビ>ドラマ>特撮

■題名:月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎

監督:小林 義明

アクション監督:金田 治

原作・出演:水木 しげる

脚本:山崎 晴哉

撮影:瀬尾 脩

音楽:馬飼野 康二

出演:
六浦 誠
田の中 勇 (※音声のみ)
竹中 直人
赤星 昇一郎
由利 徹
増岡 弘 (※音声のみ)
秦 暎花
石山 律雄
木村 有里
夏樹 陽子
桑原 たけし (※音声のみ)
佐渡
汐路 章
うえだ 峻
西尾 徳 (※音声のみ)
高橋 利道
長江 英和

発表年:1985年

製作国:日本

評価:保留

■雑記:
なんかちょっと大人向けなのか、
あみきり(うえだ峻)が『バーニング』や『ハサミ男』っていうか少女を襲う変質者(痴漢)で、
吸血鬼エリート(佐渡稔)がメタル系のギタリストで、
おっかむろ(汐路章)がチキンやソーセージ好きで、
ぬらりひょん夏樹陽子)が男達に赤ちゃんプレイをさせる女王様。
ぬらりひょん達の目的は
美人をかき集めて妖怪どもの言うことを何でもきく召使いにして、
男性はソーセージにして冷蔵庫にしまっておく妖怪王国を建設すること。

水木先生に悪路を自転車で走らせたり、都会の真ん中に霊界郵便配達夫のコスプレのまま放流したり扱いが酷い。
1980年代にビリヤードが流行ったので、子なき爺(赤星昇一郎)もやってる。
エリートが飲む血が入っている樽(サーバー)の蛇口が真ん中に付いてるから半分出てこないと思う。
東映特撮だから人間態じゃない妖怪態のあみきりやおっかむろが仮面ライダー怪人っぽいし、
鬼太郎がライダーキックをして、やられた妖怪が爆発する。
ドラマ『ゲゲゲの鬼太郎』と同じ1985年公開の『ビッグマグナム 黒岩先生 - 山口 和彦』で
藤子・F・不二雄の漫画「やすらぎの館」と同名の赤ちゃんプレイの店が出てくるんすが、
当時の東映で赤ちゃんプレイが流行っていたのか?
関係ないけど、長江英和を見ると阿藤快と間違うんすが、ピエール瀧っぽいとも思う。
ねずみ男竹中直人、子なき爺の赤星昇一郎砂かけ婆由利徹の仮装(コスプレ)や
無理めな一反木綿などを微笑ましく観るのがいいかな。


分類:オリジナルビデオ>特撮

■題名:ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛エロイムエッサイム

監督:小林 義明

特撮監督:矢島 信男

アクション監督:金田 治

原作・出演:水木 しげる

脚本:大原 清秀

撮影:瀬尾 脩

音楽:馬飼野 康二

出演:
和田 求由
田の中 勇 (※音声のみ)
うえだ 峻
不破 万作
奥村 公延
西尾 徳 (※音声のみ)
加瀬 悦孝
市川 勇
汐路 章
余 貴美子
若林 麻由美
吉田 淳

発表年:1987年

製作国:日本

評価:保留

■雑記:
鬼太郎(和田求由)のところに悪魔くん(加瀬悦孝)から、
桜の精・桜子(若村麻由美)に精気を抜かれて行方知れずになった
山田真吾(悪魔くんの本名)の担任の星(吉田淳)先生を助けてくれと手紙が届く。
桜子によって集められた精気をぬらりひょん汐路章)が飲み干して永遠に若さを保っていた。

月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎』の
ねずみ男竹中直人、子なき爺の赤星昇一郎砂かけ婆由利徹の嵌り具合に比べると
ねずみ男うえだ峻、子なき爺の不破万作砂かけ婆奥村公延はちょっと弱いけど、
月曜ドラマランド』のより妖怪の数が多くてなんか豪華。
濡女を余貴美子が演じてるんすが、
『Re:リベンジ-欲望の果てに-』でのやり過ぎなエキセントリックな演技みたいなのは無いけど、
大蛇になるときの顔がいっちゃってるかな。
鬼太郎が花火となって打ち上げられ爆発し、
江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』みたいに「おかーさーん!」と叫ぶ。うそ