サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

好きなもの目録 その385 ブレイク・エドワーズのピンク・パンサー

昨日の夜、
NHK-FM『ジャズ・トゥナイト』の「マンシーニとジャズ」
を聴きながら寝たんで。


小中学生の頃の私は、漫画や映画など
ジャンルで言えばギャグやコメディものが大好きで、
恋愛ものは恥ずかしくて、
主人公などが波乱万丈の人生(過酷な運命)を送るシリアスなものは
辛くなるんであまり読んだり観たりしてなかったっす。
小学生の頃好きだった漫画は、
赤塚不二夫の『おそ松くん全集』『オッチャン』『ニャンニャンニャンダ』など、
古谷三敏の『ダメおやじ』、楳図かずおの『まことちゃん』、
田村信の『できんボーイ』、山上たつひこの『がきデカ』『快僧のざらし』、
そして鴨川つばめの『マカロニほうれん荘』と、私の脳内はギャグ偏重でした。
中学生になりテレビで映画をよく観るようになっても、
ジョン・ランディスの『アニマル・ハウス』『ブルース・ブラザース』、
『フライングハイ』『1941』『メル・ブルックス/新サイコ』
Mr.BOO! ミスター・ブー』などコメディ映画が大好きだったんすが、
特に『ピンク・パンサー』シリーズが好きで、
丁度その頃、『ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ』が上映されてたんで
映画館に観に行ったんすが、
ピーター・セラーズが亡くなっていてクルーゾー警部は登場せず、
映画の内容も微妙だった思い出っす……。
そんな私の人格形成に影響を与えた『ピンク・パンサー』シリーズを目録に。


標題:ブレイク・エドワーズピーター・セラーズピンク・パンサー

分類:映画>洋画>コメディ

■題名:
THE RETURN OF THE PINK PANTHER
ピンク・パンサー2
THE PINK PANTHER STRIKES AGAIN
ピンク・パンサー3
REVENGE OF THE PINK PANTHER
ピンク・パンサー4

監督:
BLAKE EDWARDS
ブレイク・エドワーズ

音楽:
HENRY MANCINI
ヘンリー・マンシーニ

出演:
PETER SELLERS
ピーター・セラーズ
HERBERT LOM
ハーバート・ロム
ANDRE MARANNE
アンドレ・マランヌ
BURT KWOUK
バート・クウォーク
GRAHAM STARK
グレアム・スターク

吹替声優:羽佐間 道夫

アニメ:
RICHARD WILLIAMS (※『ピンク・パンサー2』『ピンク・パンサー3』)
リチャード・ウィリアムズ

発表年:
1975年
1976年
1978年

製作国:
イギリス
アメリ

評価:
A ★★★★★
A ★★★★☆
B ★★★◎
(私の思い入れで評価甘め)

■雑記:

ピンク・パンサー2
ダイヤモンドの「ピンク・パンサー」が盗まれ、
捜査を担当するクルーゾー警部ピーター・セラーズ)は
怪盗ファントムのリットン卿(クリストファー・プラマー)が怪しいと
妻のクローディーヌ(カトリーヌ・シェル)を尾行するが……。

ネタバレっすが、クルーゾーがクローディーヌを追い掛け回しているうちに、
リットン卿がピンク・パンサーの探索をして犯人を見つけるっす。
まぁ……、犯人は夫が退屈そうなんで妻が退屈しのぎにやったみたい。
クルーゾーの行動に精神を病んだドレフュス主任警部(ハーバート・ロム)が
暗闇でドッキリ』みたいにクルーゾーを殺そうとする。
『2』なんで、『ピンクの豹』の続編と勘違いするんすが、
ピンクの豹』ではクルーゾー警部は脇役なんで、
どっちかというとクルーゾー警部が主役の『暗闇でドッキリ』の続編。


ピンク・パンサー3
クルーゾーのせいで精神病院送りになったドレフュスは、
病気から回復し退院の運びになったがクルーゾーと接触し病気が悪化する。
病院を脱走したドレフュスは、犯罪組織のボスになり
物体消去機を手に入れるためにファスベンダー博士父娘を誘拐し、
物体消去機で世界を脅しクルーゾー暗殺を要求する。

エンディングのアニメで『ジョーズ』のパロディが出てくるんすが、
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』
『トラック野郎 度胸一番星』
『恐竜・怪鳥の伝説』
『フライングハイ』
なんかでも『ジョーズ』のパロディがあるんで
やっぱ当時は凄い影響があったんだなぁ。
悪の組織が世界に脅威を与える『007』シリーズっぽいんすが、
ドレフュスが古城でパイプオルガンを弾いて世界を脅迫するのが
少しだけ『ルパン三世 ルパンVS複製人間』っぽいかな。
ファスベンダー博士に言うことを聞かせるため
ドレフュスが娘を拷問するんすがエロいことではなく黒板を引っ掻くだけっす。


ピンク・パンサー4』
フレンチ・コネクションのボスのドゥーヴィエは、
ニューヨークのマフィアの信頼を得るため、有名なクルーゾーの暗殺を目論む。
車泥棒がクルーゾーの身代わりで死に、
フレンチ・コネクションはニューヨーク・マフィアと香港で取引をすることに。
フレンチ・コネクションを追い、クルーゾーとケイトー(バート・クウォーク)と
ドゥーヴィエに捨てられた愛人のシモーヌ、そしてドレフュスも香港に向かう。

後半は香港が舞台でケイトーが活躍するんで
Mr.BOO! ミスター・ブー』みたいな感じ。
クルーゾーとケイトーが空手(ごっこ遊び?)をしたり、
『2』で日本料理店が出てきたり、
グリーン・ホーネット』のカトーと関係あるのかと思って
ケイトーは日系だと思ってたんすが中華系みたいっす。


クルーゾーのドタバタ・コメディ・アクションが見所で面白いんすが、
ピーター・セラーズは持病があるんで吹き替えだと後で知ったっす。
クルーゾーとケイトーなどによる室内破壊やカーアクションや
失火による炎の演出がシリーズが進むごとに派手になってる。
あとやっぱ『ピンク・パンサー』シリーズといえば、
オープニングとエンディングのアニメとヘンリー・マンシーニの音楽が最高なんすよ。

ピンク・パンサーXトレイル・オブ・ザ・ピンクパンサー)』は、
ピーター・セラーズの死後に制作されたんで、
ピンク・パンサー3』の未発表映像や過去作の映像を編集し、
インタビュアーが消息不明のクルーゾーの人柄を探るため、
肉親や知人を訪ねるって話なんで全然面白くないかな。

子供の頃、ピンクパンサーの針金人形を友達が持っていて羨ましかったなぁ。
細長いゴム人形で中に針金が入っているんで自由にポーズを決められるんすが、
同じ箇所を動かし続けると中の針金が折れて
ダメになるってのが欠点だったけど……。

好きなもの目録 その146 ダリル・ホール&ジョン・オーツのプライベート・アイズ

NHK-FMの『夜のプレイリスト』が終了して、
放送時間帯が変わって後番組の『マイ・フェイバリット・アルバム』ってのになり、
音楽評論家の大伴良則さんもお亡くなりになってしまったんですが、
2016年4月と2016年11月と2009年10月に
ホール&オーツについて書いた駄文を下記に再録します。
話題が古いんですがご容赦ください。


NHK-FMの『夜のプレイリスト』を聴きながら寝てるんですが、
今週は誰がパーソナリティーかな?
NHK-FMのホームページを見たら、大友良英さんみたいだったので、
フリー・ジャズやノイズだな。と思い聴いたら、
音楽評論家の大伴良則さんだったっす……。
あまちゃん』以前までは、大友良……まできたら、
音楽評論家の大伴良則さんの方を思い浮かべたんすが。
私は、大伴良則さんの関わったFMの音楽番組(『クロスオーバーイレブン』など)
をよく聴いていたので、大伴良則さんの選曲(曲の好み)は好きなんです。
んで、月曜深夜(火曜)の一番最初のアルバム
(大伴良則さんの人生の節目に聞いていた思い出のアルバム、
人生に決定的な影響を与えたアルバム)
は何かな?っと思ったらホール&オーツ

大伴良則さんが選んだのは、
『モダン・ヴォイス - ダリル・ホール&ジョン・オーツ
『TTD - テレンス・トレント・ダービー』
『エデン - サラ・ブライトマン
『エモーショナル・レスキュー - ザ・ローリング・ストーンズ
『ザ・スクリーン・ビハインド・ザ・ミラー - エニグマ
(『モダン・ヴォイス』と『TTD』の
私が手持ちのレコードやCDのライナーノーツを見ると、
大伴良則さんが書いてる)
テレンス・トレント・ダービーは、私も好きっす。
「ウィッシィング・ウェル」を初めて聴いたとき衝撃を受けて、
プリンスに続く、(有色人種系の)凄い才能の持ち主が現れたと思ったもんです。
アメリカでは、黒人系の人とかがロックをやるのが難しいみたいなんですが)
あとレニー・クラヴィッツも私は好きっす。


んで、ホール&オーツ――

僕がホール&オーツサウンドに出会ったのは、
1974年のゴールデン・ウィークの頃だったと思う。
(省略)
僕はホール&オーツという二人組の名はもとより、
彼らが白人のデュオであることなどまったく知らず、
(「追憶のメロディ(シーズ・ゴーン)」が)黒人の曲にしては、やけに洗練度が高く、
すっきりした仕上がりの曲だなあ、なんて印象を持っていた。
(省略)
『アバンダンド・ランチョネット』を手に入れ(省略)
「追憶のメロディ」が僕に与えた白黒混合バンドなんて先入観は、
そこで、もちろんくつがえされ、(省略)
「ソウルともロックともいえないこれはいったい何だろう?
ホモ特有の変態バンドかな?」(以下省略)
『ミュージック・ライフ11月臨時増刊号
ダリル・ホール&ジョン・オーツ フォト・ストーリー』
「それでも彼らを追い続ける“及ばぬファン”文●大伴良則」より

私が洋楽を聴くようになったきっかけが
ホール&オーツの「プライベート・アイズ」!
FMラジオや『ベストヒットUSA』なんかで、曲やミュージック・ビデオを観聴きして、
なんてカッコイイ曲なんだ! と感動し、
カセットテープにエアチェックしたのを何度も聴いてたっす。
(後にレコード買って、CD買ったっす)
私の好きなサイケやプログレのアルバムと同じか、それ以上に聴きこんだ、
1980年代前半のホール&オーツ自らプロデュースしたアルバムを目録に。


標題:ホール&オーツのプライベート・アイズ

分類:音楽>洋楽>ポップス

■題名:
VOICES
モダン・ヴォイス
PRIVATE EYES
プライベート・アイズ (プライヴェイト・アイズ)
H2O

名前:
DARYL HALL / JOHN OATES
ダリル・ホール&ジョン・オーツ (ダリル・ホールとジョン・オーツ)

発表年:
1980年
1981年
1982年

製作国:アメリ

評価:
S ★★★★★△
S ★★★★★◎
(シングルの「PRIVATE EYES」「I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO)」だけ:S ★★★★★★)
S ★★★★★◎
(シングルの「MANEATER」だけ:S ★★★★★★
「ONE ON ONE」「FAMILY MAN」だけ:S ★★★★★☆)

■曲目:
『VOICES』
『モダン・ヴォイス』
01. HOW DOES IT FEEL TO BE BACK
___ハウ・ダズ・イット・フィール
02. BIG KIDS
___ビッグ・キッズ
03. UNITED STATE
___ユナイテッド・ステイト
04. HARD TO BE IN LOVE WITH YOU
___イン・ラヴ・ウィズ・ユー (イン・ラブ・ウィズ・ユー)
05. KISS ON MY LIST
___キッス・オン・マイ・リスト
06. GOTTA LOTTA NERVE (PERFECT PERFECT)
___ゴッタ・ロッタ・ナーヴ (ゴッタ・ロッタ・ナーブ)
07. YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELING
___ふられた気持
08. YOU MAKE MY DREAMS
___ユー・メイク・マイ・ドリームス
09. EVERYTIME YOU GO AWAY
___エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ (エブリタイム・ユー・ゴー・アウェイ)
10. AFRICA
___アフリカ
11. DIDDY DOO WOP (I HEAR THE VOICES)
___ディディ・DOO WOP

(BONUS TRACK)
12. KISS ON MY LIST (PREVIOUSLY UNRELEASED MIX)
13. EVERYTIME YOU GO AWAY (REMIX VERSION)

『PRIVATE EYES』
『プライベート・アイズ』
01. PRIVATE EYES
___プライベート・アイズ
02. LOOKING FOR A GOOD SIGN
___グッド・サイン
03. I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO)
___アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット
04. MANO A MANO
___マノ・ア・マノ
05. DID IT IN A MINUTE
___ディド・イット・イン・ア・ミニット
06. HEAD ABOVE WATER
___ヘッド・アバヴ・ウォーター (ヘッド・アバブ・ウォーター)
07. TELL ME WHAT YOU WANT
___テル・ミー・ホワット・ユー・ウォント
08. FRIDAY LET ME DOWN
___フライデイ・レット・ミー・ダウン
09. UNGUARDED MINUTE
___アンガーデッド・ミニット
10. YOUR IMAGINATION
___ユア・イマジネーション
11. SOME MEN
___サム・メン

(BONUS TRACK)
12. YOUR IMAGINATION (DISCO REMIX)
13. I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) (EXTENDED CLUB MIX)

『H2O』
01. MANEATER
___マンイーター
02. CRIME PAYS
___クライム・ペイズ
03. ART OF HEARTBREAK
___アート・オブ・ハートブレイク
04. ONE ON ONE
___ワン・オン・ワン
05. OPEN ALL NIGHT
___オープン・オール・ナイト
06. FAMILY MAN
___ファミリー・マン
07. ITALIAN GIRLS
___イタリアン・ガールズ
08. GUESSING GAMES
___ゲッシング・ゲームズ
09. DELAYED REACTION
___ディレイド・リアクション
10. AT TENSION
___アット・テンション
11. GO SOLO
___ゴー・ソロ

(BONUS TRACK)
12. FAMILY MAN (ROCK MIX)
13. MANEATER (SPECIAL EXTENDED CLUB MIX)
14. ONE ON ONE (CLUB MIX)

■雑記:
『モダン・ヴォイス』は――
粋なハーモニー、洒落たメロディ、色ぽいヴォーカルにしびれっぱなし。
『モダン・ポップ』で僕らをとりこにしたホール&オーツが、
今度は目茶ポップでうきうきする楽しくてロマンチックな
ロックン・ロール・アルバムを作ってくれた。

オリジナルのアルバムジャケットは、
「手斧殺人事件」からインスパイアされた、
ダリルがナイフを手にして目つきが異常なモノ。
(エコーがエンボス加工になっている。
ダリルの写真が差し替えられた盤もある)
後にアメリカ盤は、日本盤の
『ダリル・ホールとジョン・オーツ・ベスト (ワンダフル・ベスト / サラ・スマイル~ウェイト・フォー・ミー)』
のジャケ写真に変えたような。
『モダン・ポップ』までのアルバムに比べると音がシンプルなんですが、
レコード会社との契約が切られるかも?という状況で、
開き直って、自分たち自身でプロデュースして、
自分たちの原点の声(ヴォイス)に拘ったアルバムみたいっす。
「キッス・オン・マイ・リスト」
「ふられた気持」
「ユー・メイク・マイ・ドリームス」
とか名曲があるし、
「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」
は、イングリッシュ・アーティスト(ポール・ヤングとは、あえて言わない)
がカバーして大ヒット!
オリジナルはダリル・ホール。

『プライベート・アイズ』は――
全米NO.1の「プライベート・アイズ」
「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」を収録した名盤。
アルバムのアートワークは、ED CARAEFF。

『H2O』は――
スーパー・モダン・ポップ現象。
マンイーター」をよくAMラジオの
『日立ミュージック・イン・ハイフォニック』で聴いた思い出。
ホール&オーツにしては
全体的に暗くて重いイメージのアルバムかな。
(『裏通りの魔女』よりは明るいけど)
マンイーター
「ワン・オン・ワン」
「ファミリー・マン
と名曲揃い。
私は『エクソシスト』でマイク・オールドフィールドの音楽には接していたけど、
「ファミリー・マン」で初めて名前を意識したかな。


ダリル・ホールとジョン・オーツとらじおとなかまたち


BS-TBSで、
『SONG TO SOUL~永遠の一曲~』
「プライベート・アイズ」ダリル・ホール&ジョン・オーツ
を視聴したっす。
アメリカとかで制作した番組かと思ったら、日本の制作でした。

ホール&オーツ・バンドで御馴染みの
G.E.スミスとミッキー・カリーを久しぶりに映像で観る。
G.E.スミスは年取ったなぁ。って感じだったけど、
ミッキー・カリーはあまり老けていない。
G.E.スミスは「とても短いギターソロを弾く人」
としてNY(ニューヨーク)で知られていた。(本人談)
「プライベート・アイズ」は、
ドラムのフィルインもない、シンバルクラッシュもない。(ミッキー・カリー談)
「プライベート・アイズ」のミュージックビデオ撮影時、
T-ボーン・ウォークは(緊張のあまり)動くことが出来ず、
ビデオ・ディレクターから何もせず、ただ立ってろと指示された。

「プライベート・アイズ」の共作者で原曲(もとになった曲)者の
ウォーレン・パッシュがロサンゼルスの街を車で運転中に、
「プライベート・アイズ」の前身「I NEED YOU TO NEED ME」のメロディが浮かび、
ドン・ノッツ&ティム・コンウェイ主演の映画『THE PRIVATE EYES』の看板を目にして
「プライベート・アイズ」が生まれたみたいっす。
ソフトな曲だった「プライベート・アイズ」を
ジャナ・アレン(サラ・アレンの妹)が自分のアルバムに使おうと、
ウォーレン・パッシュとカセットに録音したのをダリル・ホールが気に入って、
ホール&オーツ用に手直ししたみたい。
ウォーレン・パッシュは自己評価が低い人みたいで、
「プライベート・アイズ」はホール&オーツに相応しくない良くない曲だと最初は考え、
ダリル・ホールに嫌われる……と思ったとか。

ホール&オーツのデビューから『プライベート・アイズ』までの
オリジナル・アルバムのディスコグラフィが紹介されたんすが、
『ウォー・ベイビーズ』だけハブられる……。
トッド・ラングレンがプロデュースしてるのに。

 

下記、2009年10月11日に書いた駄文。

なんか今日、10月11日は
ダリル・ホールの誕生日らしいじゃないっすか!
そんなわけで、何年かぶりに
『裏通りの魔女』を聴きながらコレを書いてるっす。
(『裏通りの魔女』はジャケットが全体的に黒なんすが、
ダリルがサングラスしてるし。
バックになんか変な黒い包みみたいなのがあるんすが、
裏ジャケで女の人が隠れていたのが判るんですが、なんの意味が?)
昔はたしか、ジョン・オーツの方が
ダリルより一歳年上だったのが、いつのまにかダリルが追い越して
ダリルがジョンより一歳年上になったんすよね。
ダリル成長早いなぁ。
「BIGGER THAN BOTH OF US (運命には逆らえない)」とか、
前のアルバムのタイトル名の曲が『裏通りの魔女』にあるんすが、
そのタイトル名のアルバムに入らないで、
次のアルバムに入ったりするのって
洋楽で結構あるんですが、
アルバム制作に間に合わなかったからなのかな。

好きなもの目録 その2 ダリル・ホール&ジョン・オーツのビッグ・バン・ブーム

去年(2023年)、
ダリル・ホールが、トッド・ラングレンとジャパン・ツアーをしたみたいで
まだまだ元気みたいで安心。

とりあえず「好きなもの目録」の二つ目。
二番目に書いたから、全ジャンルの中で二番目に好きとかではないです。
適当です。
テレビシリーズのアニメやドラマは時間が長いので、
観なおしている暇がないので後になると思います。

この頃は、昭和というか、80年代ポップスが再評価されているみたいですが、
私もその時代の洋楽
(主に『ベストヒットUSA』で流れるようなアメリカのヒットチャートの曲)
を聴いて青春を送ったので懐かしいな。と
それで、私がサイケやプログレに嵌る前に嵌って大好きだったのが
ホール&オーツ
私はなんか、二人組み(コンビ)が好きなんすよね。
藤子不二雄ブルース・ブラザース出崎統杉野昭夫、きんどーさんとトシちゃんとか。
前にも書いたけど、1+1が2以上になる相乗効果が良いのかな。

ホール&オーツといえば『PRIVATE EYES』『H2O』も最高なんですが、
完成度も高く、私が一番好きなアルバム『BIG BAN BOOM』を!
それとベスト・アルバムの『ROCK'N SOUL PART 1』に入っている、
発表当時新曲だった
「SAY IT ISN'T SO」と「ADULT EDUCATION」
の2曲が大好きなんで、それも。


標題:ホール&オーツのビッグ・バン・ブーム

分類:音楽>洋楽>ポップス

■題名:
SAY IT ISN'T SO
セイ・イット・イズント・ソー
ADULT EDUCATION
アダルト・エデュケイション
BIG BAN BOOM
ビッグ・バン・ブーム

名前:
DARYL HALL / JOHN OATES
ダリル・ホール&ジョン・オーツ

プロデューサー:
BOB CLEARMOUNTAIN
ボブ・クリアマウンテン
ARTHUR BAKER
アーサー・ベイカ

発表年:1983年~1985年

製作国:アメリ

評価:S ★★★★★★

■曲目:
『ROCK'N SOUL PART 1』
『フロム・A・トゥ・ONE』
01. SAY IT ISN'T SO
___セイ・イット・イズント・ソー
08. ADULT EDUCATION
___アダルト・エデュケイション

『BIG BAN BOOM』
『ビッグ・バン・ブーム』
01. DANCE ON YOUR KNEES
___ダンス・オン・ユア・ニーズ
02. OUT OF TOUCH
___アウト・オブ・タッチ
03. METHOD OF MODERN LOVE
___メソッド・オブ・モダン・ラヴ
04. BANK ON YOUR LOVE
___バンク・オン・ユア・ラヴ
05. SOME THINGS ARE BETTER LEFT
___言わずにおいて
06. GOING THROUGH THE MOTIONS
___ゴーイング・スルー・ザ・モーションズ
07. COLD, DARK AND YESTERDAY
___コールド・ダーク・アンド・イエスタデイ
08. ALL AMERICAN GIRL
___オール・アメリカン・ガール
09. POSSESSION OBSESSION
___ポゼッション・オブセッション

■備考:
『ROCK'N SOUL PART 1』の曲のバージョンやミックス
SAY IT ISN'T SO (ALBUM VERSION)
SAY IT ISN'T SO (SPECIAL EXTENDED DANCE MIX)
SAY IT ISN'T SO (DUB VERSION)
ADULT EDUCATION (ALBUM VERSION)
ADULT EDUCATION (SINGLE VERSION)
ADULT EDUCATION (MUSIC VIDEO VERSION)
ADULT EDUCATION (SPECIAL CLUB MIX) (※7分くらい)
ADULT EDUCATION (※詳細不明 MIX。6分弱)

『BIG BAN BOOM』の曲のバージョンやミックス
DANCE ON YOUR KNEES + OUT OF TOUCH (ALBUM VERSION)
OUT OF TOUCH (SINGLE VERSION)
OUT OF TOUCH (MUSIC VIDEO VERSION)
OUT OF TOUCH (LONG VERSION / EXTENDED VERSION)
OUT OF TOUCH (DUB VERSION)
OUT OF TOUCH (ACTION JACKSON REMIX) (※詳細不明)
OUT OF TOUCH (DISCONET REMIX) (※詳細不明)
OUT OF TOUCH (JIMMY JAM'S 2003 KRAZY TRIBAL BOOTLEG PROMO REMIX) (※詳細不明)
OUT OF TOUCH (DJ TIM A'S DIRTY 80'S CLUB MIX) (※詳細不明)
OUT OF TOUCH (SAINT KEN'S REMIX) (※詳細不明)
COLD, DARK AND YESTERDAY (SINGLE VERSION)
METHOD OF MODERN LOVE (ALBUM VERSION)
METHOD OF MODERN LOVE (SINGLE VERSION)
METHOD OF MODERN LOVE (LONG VERSION / EXTENDED MIX)
METHOD OF MODERN LOVE (DUB VERSION)
SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID (ALBUM VERSION)
SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID (EDITED VERSION)
SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID (SPECIAL NEW MIX)
SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID (INSTRUMENTAL)
POSSESSION OBSESSION (ALBUM VERSION)
POSSESSION OBSESSION (SINGLE VERSION)
POSSESSION OBSESSION (SPECIAL REMIX)
DANCE ON YOUR KNEES (EXTENDED VERSION)
※バージョンやミックス名は、レコードやCDとか表記が色々なんで適当。

■思い出:
昔、コカ・コーラのプレゼント応募で、
ホール&オーツのテレカ(テレホンカード)が貰えるってのがあって、
その中から抽選でさらにオリジナルのミュージック・ビデオが当たるって企画で、
私はなんとかビデオを貰ったっす。
ホール&オーツ桑田佳祐と協演するビデオ。
I feel Coke & Sound Special.
1987年・初夏。
ニューヨーク・マンハッタンはヒットファクトリースタジオで生まれた、
とっておきのオリジナル・サウンド
日本の音楽シーンをつねにリードするロックアーティスト桑田佳祐と、
アメリカを代表するロック界のスーパーデュオ、
ホール&オーツの顔合わせによるスペシャル・パフォーマンスをコカ・コーラがついに実現!
彼らのオリジナル2曲によるビデオ・クリップと
メイキング・オブで構成された超豪華プロモーション・ビデオが、ここに誕生。
日本中のコカ・コーラファンに贈る最初で最後のセンセーショナルなミュージック・シーンを、
今こそ披露。
――とかビデオのパッケージ裏に書いてあるっす。
「REAL LOVE」
「SHE'S A BIG TEASER」
の2曲入り。
あと、
『THE DARYL HALL & JOHN OATES VIDEO COLLECTION 7 BIG ONES』
を海外のビデオを輸入している業者から買ったなぁ。
後で日本版も発売されたけど。
もうビデオ観ないけど、捨てられず手元にあるっす。

ホール&オーツは曲も良いし、ダリル・ホールの声質が好きなんですが、
目立たないけどコーラス部分が良いんですよ。
ダリル・ホールのソロ・アルバムとか聴いて、何か物足りないなと感じるのは
ジョン・オーツのコーラスが無いからかな。

 

■題名:
12 INCH COLLECTION (DELUXE EDITION)
12インチ・コレクション (デラックス・エディション)

名前:
DARYL HALL / JOHN OATES
ダリル・ホール&ジョン・オーツ

発表年:2003年(2018年)

製作国:日本

評価:S ★未確定

■曲目:
『12 INCH COLLECTION』
01. OUT OF TOUCH (EXTENDED VERSION)
___アウト・オブ・タッチ (CLUB VERSION)
02. SAY IT ISN'T SO (SPECIAL EXTENDED DANCE MIX)
___セイ・イット・イズント・ソー (SPECIAL EXTENDED DANCE MIX)
03. POSSESSION OBSESSION (SPECIAL MIX)
___ポゼッション・オブセッション (SPECIAL REMIX)
04. FAMILY MAN (EXTENDED DANCE MIX)
___ファミリー・マン (12" VERSION / ROCK MIX)
05. PRIVATE EYES (UK MIX)
___プライベート・アイズ (UK MIX)
06. DANCE ON YOUR KNEES (EXTENDED VERSION)
___ダンス・オン・ユア・ニーズ (EXTENDED VERSION)
07. ONE ON ONE (CLUB MIX)
___ワン・オン・ワン (12" VERSION)
08. EVERYTHING YOUR HEART DESIRES (54TH STREET EXTENDED REMIX)
___エヴリシング・ユア・ハート・デザイアーズ (54TH STREET EXTENDED REMIX)
09. SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID (SPECIAL NEW MIX)
___言わずにおいて (SPECIAL NEW MIX)
10. EVERYTIME YOU GO AWAY (REMIX VERSION)
___エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ (REMIX VERSION)
11. I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) (HOAX REMIX)
___アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット (HOAX REMIX)

『12 INCH COLLECTION VOL.2』
01. MANEATER (EXTENDED CLUB MIX / SPECIAL EXTENDED CLUB MIX)
___マンイーター (12" VERSION / SPECIAL EXTENDED CLUB MIX)
02. I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) (EXTENDED CLUB MIX)
___アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット (EXTENDED CLUB MIX)
03. KISS ON MY LIST (PREVIOUSLY UNRELEASED MIX)
___キッス・オン・マイ・リスト (PREVIOUSLY UNRELEASED MIX)
04. ADULT EDUCATION (SPECIAL EXTENDED MIX)
___アダルト・エデュケイション (SPECIAL EXTENDED MIX)
05. YOUR IMAGINATION (DISCO REMIX)
___ユア・イマジネーション (DISCO REMIX)
06. METHOD OF MODERN LOVE (EXTENDED MIX)
___メソッド・オブ・モダン・ラヴ (EXTENDED MIX)
07. OUT OF TOUCH (DUB VERSION)
___アウト・オブ・タッチ (DUB VERSION)
08. MISSED OPPORTUNITY (UNLIMITED MIX)
___ミスト・オポチュニティ (UNLIMITED MIX)
09. DOWNTOWN LIFE (DOWNTOWN REMIX)
___ダウンタウン・ライフ (DOWNTOWN REMIX)
10. I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO) (THE BEN LIEBRAND REMIX)
___アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット (EXTENDED CLUB MIX)
11. JINGLE BELL ROCK (FROM DARYL / DARYL'S VERSION)
___ジングル・ベル・ロック (DARYL'S VERSION)
12. JINGLE BELL ROCK (FROM JOHN / JOHN'S VERSION)
___ジングル・ベル・ロック (JOHN'S VERSION)

■雑記:
2009年6月に
HALL & OATES の12インチ・シングルについて書いたメモ。

音楽を聴くとなると、ホール&オーツって時が長かったんで、
語りだすと長いんで今まで語らなかったんすが。
数日前に、
久しぶりにホール&オーツのリミックスを集めたCD聴いて
懐かしくなって、やっぱ良いなぁ。としみじみ……。
特にホール&オーツは、1980年代の初頭から中頃くらいまでが最高で、
時代の最先端いってたんすよ。
『VOICES』から『BIG BAN BOOM』までは絶頂期で、どのアルバムもいいっす!
でもホール&オーツと言えばシングル・ヒットの常連なんすが、
その当時ってディスコでかける用っていうか
シングルのロング・バージョン、リミックスが流行り始めた頃で
(もっと前からあったみたいですが、)
12インチ・シングルっていってレコードが売られていたんですよね。
私は特に
「SAY IT ISN'T SO」と「ADULT EDUCATION」
『BIG BAN BOOM』の曲の12インチ・バージョンが好きで
聴きまくったんすよねぇ。
でお勧めの12インチ・バージョンを書こうかなぁと思い、
レコード・コレクターズ』の2002年4月号のホール&オーツ特集号見たんですが、
思ったほど詳しくない
(いや凄く詳しいんですが、
全ての12インチ・シングルが載っているわけじゃないんで)
それで、もうレコード・プレーヤーも無いんで聴けないレコードを
ダンボールから出してきて……。
私が持っている12インチ・シングル(日本盤)のメモを。

RSP-1001
SAY IT ISN'T SO (SPECIAL EXTENDED DANCE MIX)
I CAN'T GO FOR THAT (SPECIAL LONG VERSION)
※帯見ると、来日記念盤で100,000枚限定プレスらしっす!
10万枚って限定じゃないような……。
昔はそんなに売れたのかなぁ。

RSP-1002
ADULT EDUCATION (SPECIAL CLUB MIX)
SAY IT ISN'T SO (DUB VERSION)

RSP-1006
OUT OF TOUCH (LONG VERSION)
OUT OF TOUCH (DUB VERSION)
※アーサー・ベイカーが関わってます。
コレは凄いっすよ!ロング・バージョンもいいんですが、
ダブ・バージョンが狂っていて。

RSP-1009
METHOD OF MODERN LOVE (LONG VERSION)
METHOD OF MODERN LOVE (DUB VERSION)

RSP-1012
SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID (SPECIAL NEW MIX)
SOME THINGS ARE BETTER LEFT UNSAID (INSTRUMENTAL)

RSP-1015
POSSESSION OBSESSION (SPECIAL REMIX)
DANCE ON YOUR KNEES (EXTENDED VERSION)
EVERYTIME YOU GO AWAY (REMIXED VERSION)

RSP-1026
DREAMTIME (EXTENDED REMIXED VERSION)
DREAMTIME (DUB VERSION)

RSP-1030
FOOLISH PRIDE (EXTENDED REMIXED VERSION)
FOOLISH PRIDE (EDITED REMIXED VERSION)
FOOLISH PRIDE (ACADUBELLA VERSION)
FOOLISH PRIDE (DUB VERSION)

A15L-7
EVERYTHING YOUR HEART DESIRES (54TH STREET EXTENDED REMIX)
EVERYTHING YOUR HEART DESIRES (IF YOU WANT THE WORLD EXTENDED REMIX)
EVERYTHING YOUR HEART DESIRES (7TH AVENUE REMIX)
EVERYTHING YOUR HEART DESIRES (NO WORDS CAN HELP DUB MIX)

A15L-9
MISSED OPPORTUNITY (UNLIMITED MIX)
MISSED OPPORTUNITY (RADIO MIX)
MISSED OPPORTUNITY (SMOOTH MIX)

番外で
RSP-1008
THE ONLY FLAME IN TOWN (LONG VERSION) - ELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS
※ダリル・ホールがデュエットしてるんで買ったんすよ。

あの~、全曲は書いてないです。バージョン、ミックスが違うものだけしか。
ダリル・ホールのソロも混じってます。
シングルも何枚か持ってるんですが、
中のペラ紙見ても何々バージョンとか書いてないんですよねぇ。
不親切で……。
「アダルト・エデュケイション」とか「アウト・オヴ・タッチ」とか、
「COLD, DARK AND YESTERDAY」
「メソッド・オヴ・モダン・ラヴ」とかシングル・バージョンで
バージョン違うんですよアルバムとは。
「言わずにおいて」はエディテッド・ヴァージョンって書いてあるなぁ。
「ポゼッション・オブセッション」もシングルはバージョン違ったような……。
なにしろプレーヤーないんで、確かめるために聴けない。
ダリルの『ドリームタイム』からのシングルで、
「サムワン・ライク・ユー」は、with ギター・ソロ(アルバム・バージョンかな?)
と with サックス・ソロ(チャーリー・デシャントがサックス吹いている?)
ってのがあったりして、色々バージョン違いがあるっす。
昔、ホール&オーツならなんでもCD買っていたとき、
『LOOKING BACK』ってベスト盤買ったら、
なんと「ADULT EDUCATION」だけ、
なぜかシングル・バージョンが入っていて、
欲しかったバージョンだったんで嬉しかったなぁ。
スペシャル・ミックス・オンCD』は面倒くさいんで書いてません。
確か音が悪いんですよねぇ。
「DOWNTOWN LIFE (DOWNTOWN REMIX)」
「DOWNTOWN LIFE (BACCAPELLA)」
が入ってます。

追加
今は懐かしいCD SINGLE
8センチCD用アダプターって今もあるのかな?

A10D-112
DOWNTOWN LIFE (URBAN MIX)
※A10D-110 MISSED OPPORTUNITY はバージョン違いはないみたい。
確かめてないけど。

09P3-6150
LOVE TRAIN
※この曲のためだけに、映画『アース・ガールズ・アー・イージー』のサントラを
買おうかなとか迷ったんですが、シングル見つけて一安心。

 

んで、私はバージョン違いの曲では
「ADULT EDUCATION (MUSIC VIDEO VERSION)」
「OUT OF TOUCH (MUSIC VIDEO VERSION)」
「OUT OF TOUCH (DUB VERSION)」
そして、「OUT OF TOUCH (SINGLE VERSION)」のB面だった
「COLD, DARK AND YESTERDAY (SINGLE VERSION)」
が特に好きかな。
「COLD, DARK AND YESTERDAY (SINGLE VERSION)」は、
もう何十年も聴けてないけど……。
あと
「SAY IT ISN'T SO (SPECIAL EXTENDED DANCE MIX)」
「ADULT EDUCATION (SINGLE VERSION)」
「ADULT EDUCATION (SPECIAL EXTENDED MIX)」
「OUT OF TOUCH (EXTENDED VERSION)」
「DANCE ON YOUR KNEES (EXTENDED VERSION)」
も好き。

「MANEATER」は、
(DISCONET REMIX)(HOT TRACKS REMIX ULTRASOUND EXTENDED VERSION)など、
「I CAN'T GO FOR THAT (NO CAN DO)」は、
(ERNEST ST. LAURENT REMIX)(HOAX MIX)
HALL & OATES VS. SIMPLY RED の (SUNRISE MIX)
などなどいっぱいあってわけわからんす。

好きなもの目録 その444 今敏のパーフェクトブルー

ここ何年か、
私が好きだったり影響を受けた
漫画家、作家、監督、アニメーター、ミュージシャン、アーティスト、などの
訃報を聞くことが多く感じるんですが、
現役(創作活動のピーク)を過ぎ60歳以上でお亡くなりになった方々は
残念に思いますが寿命なので仕方がないとも諦めていて、
私はそれほどショックを受けないんですが、
宮崎駿山岸凉子鴨川つばめロバート・フリップ
などの方々がお亡くなりになったらショックを受けると思うけど)
2010年の今敏監督の訃報には凄いショックを受けました。
まだ若く、これから何本も作品を発表してくれるものと期待していたので……。
私は『輪るピングドラム』が放送されていた2011年くらいまでは
アニメをけっこう観ていたんすが、
あまちゃん』が放送された2013年くらいから
ドラマや映画(実写)の方を観ることが多くなって、
今ではあまりアニメを観てないっす。
(私の好みのアニメ作品が無いんで)
なんで、好きな今敏監督のアニメ作品も観返してなかったんですが、
久しぶりに『パーフェクトブルー』を観たんですが、やっぱ傑作!
2011年くらいまでは漫画やアニメの二次元に夢中だったので、
(三次元の女性も勿論好きですが)
アイドルや女優とかにそれほど興味が無かったのが
日本のドラマや映画を観るようになり
2013年くらいからアイドルはそれほどでもないけど、
女優に興味を持ったという遅い覚醒。
パーフェクトブルー』は、日本のB級アイドルや女優が主役の話なんすが、
1997年の前頃って今と違ってアイドル冬の時代だったと思う。
パーフェクトブルー』は有名作品なんで、
色んなところで論評され尽くしていると思うんで、
昔ブログに書いた駄文の再録くらいしか書いてません。


標題:夢みる人 今敏パーフェクトブルー

分類:アニメ>映画

■題名:
パーフェクトブルー
PERFECT BLUE

監督・キャラクターデザイン:今 敏

原作:竹内 義和

脚本:村井 さだゆき

キャラクター原案:江口 寿史

キャラクターデザイン・作画監督:濱洲 英喜

美術監督:池 信孝

音楽:幾見 雅博

原画:
本田 雄
松原 秀典
新井 浩一
橋本 晋治
森田 宏幸
野田 卓雄
浜崎 博嗣
山下 高明
橋本 晋治
高橋 しんや
仲 盛文
磯 光雄

声優:
岩男 潤子
松本 梨香
辻 親八
古川 恵実子
新山 志保
秋元 羊介
塩屋 翼
篠原 恵美
堀 秀行
江原 正士
陶山 章央
三木 眞一郎
大倉 正章
北野 誠

発表年:1997年

製作国:日本

評価:S ★★★★★○

■雑記:
2008年12月に書いた駄文を追記・修正して再録。

今敏監督のアニメは大友克洋監督のアニメと押井守監督のアニメの
後継者というか系統に入るんじゃないかなと思います。
パーフェクトブルー』を私が最初に知ったのは
月刊ニュータイプ』の広告だと思います。
海外の映画祭で評判になったなどの煽りで今度DVDが発売されるみたいなの。
その前に記憶が定かじゃないんですが、
一時期『誠のサイキック青年団』を雑音混じりの中聴いていた時があって、
そこで作家の竹内義和さんの原作が今度アニメになるっていう話題を
聞いたような聞かなかったような……。
あとまたうろ覚えなんすが
私に色々影響を与えた映画好きの先輩達が映画観にいって
面白かったと言っていたのが頭にあったと思います。
スプリガン - 川崎 博嗣』みたいに大友克洋が関わっていることにも興味を惹かれたし。
パーフェクトブルー』のDVDが発売された当時、
私がアニメを本格的に観始めた頃なので
良さそうなアニメだっていうんで買ってみたんすね。
(1999年1月2日に、『機動警察パトレイバー2 THE MOVIE』『少女革命ウテナ Vol.1』
『CLOSE TO THE EDGE - YES (輸入盤の中古)』などと一緒に購入。
アニメとプログレに嵌まり始めた頃なんで、今から見ると当たりばかりで震える。うそ)

アニメって色々なジャンルのものがあるじゃないですか。
でも不思議と『パーフェクトブルー』みたいな
サイキックホラー(サイコホラー)って少ないような感じが。
モンスターが出てきたり、吸血鬼だったり、
スプラッターでグチョグチョみたいなのはありますが、
精神的な恐さ、人間の恐さを扱ったアニメってあまり無いと思うっす。
パーフェクトブルー』の詳しいことは書けませんが
アイドルの主人公・未麻がストーカーに狙われる恐怖、
やりたくない仕事(ヘアヌードやドラマのレイプシーン)
のストレスで憎い相手を刺殺する悪夢を観ると
本当にその相手が殺され、ひょっとして自分が……
と自分自身が信じられなくなる恐怖。
そして最大の恐怖が自分の部屋にいるものと思っていたら、
実はマネージャーの部屋だったのに気付く時の背筋の凍る恐怖。
ほんとこのシーンはゾッとしました。
その後の追いかけっこも窓ガラスに映る現実と
マネージャーの幻想を対比して
三者から見ると滑稽だけどやっている本人達の必死さが恐い。
霧越未麻(岩男潤子)と日高ルミ(松本梨香)が恐怖の追いかけっこをしてる場所は、
当時のマッドハウスがあった阿佐ケ谷のアーケード商店街じゃなかったかな。
美術の赤色が際立っていて、狂気を予見させる。
ダーレン・アロノフスキー監督の
レクイエム・フォー・ドリーム』『ブラック・スワン』とかが
パーフェクトブルー』のインスパイアだとか。

今敏作品は夢や妄想や狂気を題材にしていてもどこか理知的な感じ。
今監督って現実と空想・作り物との対比や入れ替えが上手いし。
その頂点が『千年女優』かなぁ
千年女優』ほんとに凄いんすよレイアウトとか。
現実から映画のシーン、映画のカットから現実へってのが。
(『スローターハウス5 - ジョージ・ロイ・ヒル』の影響みたい)
でも一番最初に観た時、
最後の台詞でズッコケましたが……。
「好きな人を追いかけている自分が好き」っての。
あとで観直すとあくまでも女優なんだからこの台詞もありだな
とは考え直しましたが。
千年女優』の他にも
東京ゴッドファーザーズ
妄想代理人
『パプリカ』
と名作・佳作ぞろいです。
あと今監督作品って言えば全作品じゃないですが
平沢進の音楽が聴きモノですぞ。
(『パーフェクトブルー』にも、
平沢進マンドレイクP-MODEL ネタがあるみたいですが、どこかわからんす)
あと、今敏監督って絵コンテが緻密で
そのままレイアウトに使えるって有名じゃないですか。
絵コンテが凄い監督って他に
宮崎駿梅津泰臣沖浦啓之とか色々思い浮かべるんすが、
絵がとんでもなく上手いってのはいいなぁ。憧れます。

 

2024年の春ドラマ
『Destiny』
くるり~誰が私と恋をした?~』
の第1話を観たんすが、
ラブストーリーにサスペンスやミステリーを加えたのが流行りなのかな?
『Destiny』は、石原さとみ亀梨和也田中みな実などが
二十歳前後の大学生役をやってるんすが、
それから何年後かが舞台なんで老けててもしょうがないかと思ったら、
田中みな実が女子大生のまま死んだっす……。
いっそのこと岩下志麻みたいにセーラー服姿になってほしかった。うそ
テレビ東京開局60周年記念連続ドラマ 95』の松本穂香
岩下志麻を見習って女子高生役やってるのに……うそ。
くるり~誰が私と恋をした?~』は、生見愛瑠が主演なんでなんとなく観る。
めるるのことは知らなかったんすが、
『セクシー田中さん』に出演しているめるるを観て、
引退した好きな××シー女優に似ていて気になってるんすよね。うそ
くるり』で、ガラスに映った自分と対峙する場面とか観て、
ちょっと『パーフェクトブルー』を連想。
パーフェクトブルー』はガラスや鏡などを使うのが本当に上手い。
日本の映画やドラマで『パーフェクトブルー』や『ダブルバインド』みたいなのをやってほしいな。
(実写映画『パーフェクトブルー 夢なら醒めて』や
ラジオドラマ『ダブルバインド』とかあるみたいっすが未観未聴)
地上波のドラマではオッパイや毛ボーン、残酷な描写が無理なんで、
動画配信サービスや WOWOW とかじゃないと
サイコホラーもののドラマってやれないんだろうけど。

気になるもの目録 マッドストーン (※映画)

この頃、ずーっと宮藤官九郎脚本のドラマで
まだ観ていない作品を視聴してるんすが、大体の作品は面白いんすが、
監獄のお姫さま』を観続けるのがなんかしんどくて、
2024年7月から日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』をやるみたいなんで、
気分転換にまだ観てなかった(第1話だけ観たことある)
『ブラックペアン』を観たりして
他(宮藤官九郎脚本のドラマ以外)の映画やドラマに浮気してるっす。
『ブラックペアン』の第6話で
病院に崩落事故による患者が沢山運ばれてきて処置する場面を観て
同じ海堂尊原作の映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』を連想したっす。
テレビ朝日ドラマプレミアム『ブラック・ジャック』をやるみたいっすが、
ブラック・ジャック二宮和也ピノコ趣里がやればいいんじゃないかと
『ブラックペアン』を観て思う。
日本のドラマや邦画ばかり観てると厭きてくるんで、
口直しに洋画で『マッドマックス』にも影響を与えたらしい
『マッドストーン』ってカルト作品を観たっす。
69(役名)で小泉今日子も出演してるし……うそ。


標題:(保留)

分類:映画>洋画>アクション>バイオレンス

■題名:
STONE
マッドストーン

監督・脚本・出演:
SANDY HARBUTT
サンディ・ハーバット

音楽:
BILLY GREEN
ビリー・グリーン

出演:
KEN SHORTER
ケン・ショーター
HUGH KEAYS-BYRNE
ヒュー・キース・バーン
VINCENT GIL
ヴィンセント・ギル

発表年:1974年

製作国:オーストラリア

評価:保留

■雑記:
企業の環境汚染(公害)に抗議していたタウンズ博士が何者かに狙撃され暗殺される。
狙撃犯を目撃したモーターサイクル・ギャング(日本の暴走族や半グレみたいなの)
「グレイブ・ディガーズ(墓掘り軍団)」のトーカッター……じゃなくて
ガマ蛙(ヒュー・キース・バーン)を消すため、
グレイブ・ディガーズのメンバーが次々に殺される。
刑事のストーン(ケン・ショーター)はグレイブ・ディガーズの仲間に入り
犯人を捕まえようとする。

『マッドマックス』と出演者が数人被っている。
モーターサイクル・ギャングが
『イージー★ライダー』のキャプテン・アメリカとビリーみたいなヒッピーで、
ヘルズ・エンジェルスっぽいなと思ったら、
ヘルズ・エンジェルスのシドニー支部が協力してるみたい。
道路にピアノ線(針金)を張ってライダーの首を飛ばす場面があるんすが、
『悪の法則 - リドリー・スコット』でも同じような場面があるなぁ。
ギャング対狙撃犯の壮絶な殺し合いが見られるのかと思ったら、
中盤の殆どがギャングと刑事の心の交流。
最後にストーンが犯人の命を助けたため
グレイブ・ディガーズのメンバーから総括リンチを受けるんすが、
ストーンの恋人もその煽りで乱暴されて
復讐のためマッドストーンになるもんだと思ったら、
恋人には手を出さないんで拍子抜けというかまだ道徳心があるんだな。
暗殺犯を目撃したギャンググループが狙われるってのが、
ちょっとだけ『ウォリアーズ - ウォルター・ヒル』を連想したっす。

私がこの映画で気に入ったのは
電子音楽とサイケでハードなロックのサントラ!

好きなもの目録 その186 ハラルド・グロスコフのシンセシスト

1970年代後半から1980年代頃の
シンセサイザー音楽やテクノやニューエイジ・ミュージックって、
機材(シンセや楽器や録音)が同じせいか、どれもなんか似た感じで、
違うアーティストでも似た感じの曲(音)が多くて、特色が無いように思えて、
どれ聴いても一緒……みたいな。
そんな中でも、飛び抜けて良いモノもあります。

私が大好きなのが、
ドイツ(クラウトロック)のバンド、ヴァレンシュタインのドラマーだった
ハラルド・グロスコフの『シンセシスト』!
明るくポップなシンセの音色が心をウキウキさせる。
青銅の魔人が奏でる極彩色の未来世界の音楽って感じ。うそ


標題:(保留)

分類:音楽>洋楽>ロック>プログレ / (テクノ)>クラウトロック / エレクトリック

■題名:
SYNTHESIST
シンセシス

名前:
HARALD GROSSKOPF
ハラルド・グロスコフ

発表年:1980年

製作国:ドイツ

評価:S ★★★★★☆

■曲目:
01. SO WEIT, SO GUT
02. B. ALDRIAN
03. EMPHASIS
04. SYNTHESIST
05. 1847 - EARTH
06. TRAUMA
07. TRANSCENDENTAL OVERDRIVE
08. TAI KI

(※下記 40TH ANNIVERSARY EDITION)
??. 1847 - EARTH - STEVE BALTES
??. SO WEIT, SO GUT - THORSTEN QUAESCHNING
??. SYNTHESIST - PAUL FRICK
??. 1847 - EARTH - KREIDLER
??. SYNTHESIST - PYROLATOR
??. 1847 - EARTH - LOVE-SONGS
??. SYNTHESIST - STEFAN LEWIN
??. SYNTHESIST - CAMERA
??. EMPHASIS - TELLAVISION

■雑記:
アルバムジャケットで銀粉ショウというか、
メタリックに顔や体をペイント(画像加工?)してるのは
何か未来的な機械(シンセなど)とかの非人間的イメージなのか?
仏頂面で両眼が光ってるのも不気味。
似たようなアルバムジャケットで、
(WOLFGANG) RIECHMANN の『WUNDERBAR』が氷をイメージしてるのか
顔や髪を白く(水色)ペイントしてるし。
やっぱシンセサイザーのイメージって、メタリック(機械的)で
冷たいって感じなのかな。
でも、今の打ち込みのテクノより、
1980年代前後のシンセの音色は暖か味(人間味)がある。
SKY RECORDS レーベルの作品は似たようなモノが多いかな。

『SYNTHESIST (40TH ANNIVERSARY EDITION)』の
他のアーティストのリミックスより、
オリジナルの方が私は近未来を感じるしトリップするかな。
PYROLATOR の「SYNTHESIST」とか良いけど。

次作の『OCEANHEART(1986年)』は、
ミニマル・ミュージック色が強くなって、あまり面白みが無い。
『SYNTHESIST』にシンセで参加していた
ドイツの YOU ってバンド(ユニット?)のメンバー
UDO HANTEN が参加していないせいか……。
(HARALD GROSSKOPF は、LHAN GOPAL 名義で YOU でドラムをやってる)

ハラルド・グロスコフは、
マニュエル・ゲッチングのアシュラにドラムで参加している。

好きなもの目録 その350 吉田大八の桐島、部活やめるってよ

お彼岸で、もう春かなぁ?
と思うと雪降るし……。
ゴミを集積所に持って行く曜日の朝に雪が降ると
雪かきとか面倒臭いんで降らないでほしい。
映画やドラマ、そしてアニメとかを好きで観続けていると、
周期的に観るのが嫌になる期間があるっす。
そんなこの頃かな。
「角川シネマコレクション」で『妖怪大戦争 - 三池 崇史』がやってたんで観たんすが、
そーとー前に観たことあるかもしれないけどまったく憶えておらず、
妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、私の好きな大魔神が登場するってんで観たことあるんすが。
期待してなかったんすが『妖怪大戦争』はけっこう良く出来ていて面白かったっす。
鳥刺し妖女アギ(栗山千明)とか川姫(高橋真唯)とかろくろ首(三輪明日美)とか
なんかエロいし。
帝都物語』の加藤保憲豊川悦司)が敵の悪霊軍団の親玉なんすが、
ザ・フライ - デヴィッド・クローネンバーグ』のテレポッドみたいに
小豆と融合します……かな?
小豆洗い(岡村隆史)が出てきて
小豆のせいで加藤保憲が失敗する場面とかは観たことあるような……。
最初の方の件(くだん)の場面とか子供が観たらトラウマになるっす。
最後に山ン本五郎左衛門(荒俣宏)と神ン野悪五郎(京極夏彦
そして妖怪大翁(水木しげる)が登場するしで豪華!
なんかもっと妖怪が観たい気分になったので、
前から観ようと思ってた『DESTINY 鎌倉ものがたり - 山崎 貴』も観たっす。
思ってたのより面白かったかな。
江ノ電のタンコロで黄泉の国へ向かうところから
千と千尋の神隠し』っぽくなる。
んで、観るのが後回しになっていた
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ - 吉田 大八』をやっと観たっす。
石川県の能登が舞台。
和合待子(永作博美)が夫の和合宍道永瀬正敏)にぶっ飛ばされて
転げ回る場面がギャグっぽくて派手なんすが、
ドラマ『セクシー田中さん』第7話で笙野浩介(毎熊克哉)が
タクシー乗り場で他の客と揉めて転げ回って脚を骨折する場面に匹敵する。
田舎なのに、
和合清深(佐津川愛美)が描いた漫画が載っているホラー漫画雑誌の購買者が多い。
姉の澄伽(佐藤江梨子)をモデルにした漫画だって噂でも広がっていたのかな。
澄伽は『ガラスの仮面』に影響を受けて女優になったのかな。


吉田大八監督の『桐島、部活やめるってよ』は、
青春映画の名作って感じで、観てない人でもタイトルは知っていて、
「ディオ、人間やめるってよ」とか「トランプ、大統領やめないってよ」など
応用して使われるくらい有名だと思うし面倒くさいんで、
詳しい内容などは Wikipedia などを見てください。


標題:吉田大八の桐島、部活やめるってよ

分類:映画>邦画>青春映画

■題名:桐島、部活やめるってよ

監督・脚本:吉田 大八

原作:朝井 リョウ

脚本:喜安 浩平

音楽:近藤 達郎

出演:
東出 昌大
落合 モトキ
浅香 航大
山本 美月
松岡 茉優
清水 くるみ
橋本 愛
神木 隆之介
前野 朋哉
大後 寿々花
藤井 武美
高橋 周平
鈴木 伸之
仲野 太賀
桜井 聖
岩井 秀人
マーク (広田 雅裕)
大鶴 佐助

発表年:2012年

製作国:日本

評価:A ★★★★△~B ★★★★くらい

■雑記:
バレーボール部のキャプテンでエースの桐島が突然部活を辞めることになり、
学校にも姿を見せず、友人や恋人にも連絡を取らない状態に。
スクールカースト上位の中心的存在の消失に周りの人間が右往左往し、
普段接点の無いスクールカースト下位にまで影響を及ぼす。

<主要人物>
菊池宏樹(東出昌大):
スポーツ万能で野球部の幽霊部員。
女子に人気があり何でも出来るが、打ち込めるものが何も無い。

寺島竜汰(落合モトキ):
帰宅部で桐島と宏樹と友弘(浅香航大)の四人でつるんでいる。
チャラ男だが手洗いの後の水滴を恋人にだけはかけない心遣いができる。

東原かすみ(橋本愛):
バドミントン部で、
なんかマニアックなヤツ(『鉄男 - 塚本 晋也』)を観るくらい映画好き?
仲の良い女子グループにも隠しているが、
寺島竜汰と付き合っている。

宮部実果(清水くるみ):
かすみと同じバドミントン部で、亡き姉にコンプレックスを抱いてる。
バレーボール部の風助に共感している。

飯田梨紗(山本美月):
学校トップクラスの美人で桐島の彼女。
桐島にスルーされ激おこぷんぷん丸。

野崎沙奈(松岡茉優):
宏樹の彼女で梨紗と一番仲が良い。夜郎自大ぎみ。
沢島が宏樹のことを好きなのを察知し
ディープキスを沢島に見せつけ自分の彼氏アピール。

沢島亜矢(大後寿々花):
吹奏楽部の部長で宏樹のストーカー。
宏樹を見つめながらサックスの練習をする(意味深)のが至福。うそ

前田涼也(神木隆之介):
映画部で自主制作映画を撮っている映画オタク。
かすみのことが好き。『映画秘宝』の熱心な読者?

武文(前野朋哉):
前田の親友で同じ映画部。
満島ひかりと(夢で)会ったことがある。
「オレが監督だったらあいつら使わないね」とイキってるけど、
橋本愛山本美月松岡茉優なら使うだろ。

小泉風助(太賀):
バレーボール部で桐島の代わりにレギュラーになるが実力不足で、
久保孝介(鈴木伸之)から桐島にたいする八つ当たりでしごかれる。


タイトルから主役っぽい桐島は、
ゴドーを待ちながら
つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語 - 行定 勲』
みたいに話題に出るがほとんど登場しない。
(桐島っぽい人物が二場面に登場するだけ。
初めて観た時、屋上から飛び降り自殺したのかと思った)
金曜日から翌週の火曜日までの数日間を、
菊池宏樹、東原かすみ、宮部実果、沢島亜矢、前田涼也、
などの別視点で繰り返す。

橋本愛は『ワンダフルワールドエンド』『舞妓さんちのまかないさん』とか
ゾンビに縁があるのかな?

桐島、部活やめるってよ』で、私は山本美月を認識したんすが、
その一軍トップの容姿から、
少女革命ウテナ』とかが好きな『桐島、――』の映画部みたいな
オタク寄りだとは思わなかったっす。

『桐島、――』の登場人物の誰かに、
高校時代の自分を当てはめることが出来ると思うんすが、
私は高校の時は文化部で途中で辞めて帰宅部だし、
高校で楽しいことが何も無かったので
映画部の連中にもなれない感じだったかな……。