鳥山明先生の急逝を知り、
フェイクニュースじゃないかと疑心暗鬼だったのですが、
報道機関で3月1日にお亡くなりになったと報じているので
本当なんだと愕然とする……。
去年、寺沢武一先生が68歳でお亡くなりになり、
まだお亡くなりになるような歳じゃないと思ったのですが、
鳥山明先生も68歳でお亡くなりに……残念です。
「好きなもの目録」がもうじき「その444」とゾロ目になるんで、
特に好きなモノを取り上げようかなと思い、
今敏監督の『PERFECT BLUE パーフェクトブルー』にしようかなと
視聴しなおさないと……と考えていたんですが、
『不適切にもほどがある!』(特に第3話)が面白くて、
2024年の冬ドラマで観続けている作品が少ないこともあり、
宮藤官九郎脚本のドラマでまだ観ていない作品を視聴しようと
ここ何週間かずーっと観てたっす。
『不適切にもほどがある!』は1986年の日本が舞台の一つなんですが、
その頃って『週刊少年ジャンプ』の黄金期!
小中高大学生の男子の九割以上が
毎週『週刊少年ジャンプ』を読んでいたイメージ。
(私の個人的な体感っす)
1986年だと、『ドラゴンボール』の連載が始まってまだ1、2年なんで
それほど盛り上がってなかったかもしれないけど、
1980年代末から1990年代初めの頃って、
『ドラゴンボール』の続きが気になって気になってしょうがなかったっす!
漫画家は一つでもヒット作があるのは凄いことなんですが、
鳥山明先生は『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』と特大ヒット作があり、
『ドラゴンクエストシリーズ』のキャラクターデザインもいれると
誰もが知る特大ヒット作が三つもあるという不世出な存在。
分類:漫画>少年漫画>ギャグ漫画
■題名:Dr.スランプ
作者:鳥山 明
発表年:1980年~1984年
製作国:日本
評価:A ★★★★★以上
■雑記:
鳥山明先生の『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』について語りたいんですが、
漫画を読み返している暇が無いので、
2008年12月末に書いた雑文を下記に再録して
お茶を濁しているので許してください。
今では信じられないかもしれないけど
『週刊少年チャンピオン』が週刊少年誌の中で一番売れて
人気も勢いも最高の頃があったんすよ。
なんと200万部を超えた時が……!
私はその頃小学生で、『マカロニほうれん荘』目当てに
初めて『チャンピオン』買ったんすよ。
うちは田舎だったので金曜日が発売日で当時の値段は150円。
『マカロニ』の「第79話/日はまた昇る!!」の回が載っている号だったと思います。
でまぁ、『マカロニ』もすぐに終わってしまって、
ガキなんでギャグ漫画が好きで次に来る面白い漫画はなんだろ? とそんな頃。
『チャンピオン』では『らんぽう』とか面白いんだけど『マカロニ』にはとうてい敵うわけなく、
とり・みきがまだ出てくる前。
そんな時、私の小学校の同級生で漫画好きな友達が
これからは『Dr.スランプ』だよ!
と載っている『ジャンプ』を見せてくれた(と思います、記憶があやふや)。
それまで『週刊少年ジャンプ』をよく知らなかった私は
『チャンピオン』より面白い雑誌があるはずないと考えていた(と思います)。
でも『Dr.スランプ』を読んで興味を持った私は
『ジャンプ』を初めて買ったんすよねぇ。
『Dr.スランプ』の「イチゴパンツ大作戦の巻 前編」が載っている号を……。
『ジャンプ』の1980年代黄金期って『北斗の拳』とか
伝説的な漫画がひしめき合っていたんですが、
その黄金期の始まりって私から見ると『Dr.スランプ』から始まったと思うんすよ。
『マカロニほうれん荘』の連載が終了して
ギャグ漫画の座敷童子(神様)が『チャンピオン』から出て行って衰退し、
『Dr.スランプ』の連載が始まった『ジャンプ』へギャグ漫画の座敷童子が来て
隆盛したんじゃないかと。
今、週刊少年誌売れないのは
漫画の座敷童子がどっかに行っちゃったんじゃ……
ゲームとかネットとか携帯とかへ。
バイちゃ!