サイグレアニマン

サイケ、プログレ、アニメ、漫画、映画などの覚書

好きなもの目録 その443 鳥山明のDr.スランプ

鳥山明先生の急逝を知り、
フェイクニュースじゃないかと疑心暗鬼だったのですが、
報道機関で3月1日にお亡くなりになったと報じているので
本当なんだと愕然とする……。
去年、寺沢武一先生が68歳でお亡くなりになり、
まだお亡くなりになるような歳じゃないと思ったのですが、
鳥山明先生も68歳でお亡くなりに……残念です。

「好きなもの目録」がもうじき「その444」とゾロ目になるんで、
特に好きなモノを取り上げようかなと思い、
今敏監督の『PERFECT BLUE パーフェクトブルー』にしようかなと
視聴しなおさないと……と考えていたんですが、
『不適切にもほどがある!』(特に第3話)が面白くて、
2024年の冬ドラマで観続けている作品が少ないこともあり、
宮藤官九郎脚本のドラマでまだ観ていない作品を視聴しようと
ここ何週間かずーっと観てたっす。
『不適切にもほどがある!』は1986年の日本が舞台の一つなんですが、
その頃って『週刊少年ジャンプ』の黄金期!
小中高大学生の男子の九割以上が
毎週『週刊少年ジャンプ』を読んでいたイメージ。
(私の個人的な体感っす)
1986年だと、『ドラゴンボール』の連載が始まってまだ1、2年なんで
それほど盛り上がってなかったかもしれないけど、
1980年代末から1990年代初めの頃って、
ドラゴンボール』の続きが気になって気になってしょうがなかったっす!
漫画家は一つでもヒット作があるのは凄いことなんですが、
鳥山明先生は『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』と特大ヒット作があり、
ドラゴンクエストシリーズ』のキャラクターデザインもいれると
誰もが知る特大ヒット作が三つもあるという不世出な存在。


標題:鳥山明Dr.スランプ

分類:漫画>少年漫画>ギャグ漫画

■題名:Dr.スランプ

作者:鳥山 明

発表年:1980年~1984

製作国:日本

評価:A ★★★★★以上

■雑記:
鳥山明先生の『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』について語りたいんですが、
漫画を読み返している暇が無いので、
2008年12月末に書いた雑文を下記に再録して
お茶を濁しているので許してください。


今では信じられないかもしれないけど
週刊少年チャンピオン』が週刊少年誌の中で一番売れて
人気も勢いも最高の頃があったんすよ。
なんと200万部を超えた時が……!
私はその頃小学生で、『マカロニほうれん荘』目当てに
初めて『チャンピオン』買ったんすよ。
うちは田舎だったので金曜日が発売日で当時の値段は150円。
『マカロニ』の「第79話/日はまた昇る!!」の回が載っている号だったと思います。
でまぁ、『マカロニ』もすぐに終わってしまって、
ガキなんでギャグ漫画が好きで次に来る面白い漫画はなんだろ? とそんな頃。
『チャンピオン』では『らんぽう』とか面白いんだけど『マカロニ』にはとうてい敵うわけなく、
とり・みきがまだ出てくる前。
そんな時、私の小学校の同級生で漫画好きな友達が
これからは『Dr.スランプ』だよ!
と載っている『ジャンプ』を見せてくれた(と思います、記憶があやふや)。
それまで『週刊少年ジャンプ』をよく知らなかった私は
『チャンピオン』より面白い雑誌があるはずないと考えていた(と思います)。
でも『Dr.スランプ』を読んで興味を持った私は
『ジャンプ』を初めて買ったんすよねぇ。
Dr.スランプ』の「イチゴパンツ大作戦の巻 前編」が載っている号を……。
『ジャンプ』の1980年代黄金期って『北斗の拳』とか
伝説的な漫画がひしめき合っていたんですが、
その黄金期の始まりって私から見ると『Dr.スランプ』から始まったと思うんすよ。
マカロニほうれん荘』の連載が終了して
ギャグ漫画の座敷童子(神様)が『チャンピオン』から出て行って衰退し、
Dr.スランプ』の連載が始まった『ジャンプ』へギャグ漫画の座敷童子が来て
隆盛したんじゃないかと。
今、週刊少年誌売れないのは
漫画の座敷童子がどっかに行っちゃったんじゃ……
ゲームとかネットとか携帯とかへ。

バイちゃ!