『魔界転生』(読みは「まかいてんしょう」なんすが、
私はいつも「まかいてんせい」って間違っちゃう)と言えば、
深作欣二監督で千葉真一の柳生十兵衛と沢田研二の天草四郎の映画が有名っすが、
アニメも良いっすよ……未完ですが……。
標題:未完の大器 浦田保則とさとうけいいちと羽山賢二の魔界転生
分類:アニメ>OVA
■題名:魔界転生
地獄篇 第一歌
地獄篇 第二歌
監督:浦田 保則 (※絵コンテ)
キャラクターデザイン・作画監督:
佐藤 敬一 (さとう けいいち ※総作画監督)
羽山 賢二 (※絵コンテ)
作画監督:
松山 光治 (※スペシャル・ゲスト・原画)
橋本 義美
原画:
小曽根 正美 (※スペシャル・ゲスト・原画)
鉄羅 紀明 (※スペシャル・ゲスト・原画)
他
脚本・音響監督:伊達 憲星
音楽:天野 正道
声優:
玄田 哲章
置鮎 龍太郎
納谷 悟朗
塩沢 兼人
阪 脩
若本 規夫
山野 史人
大木 民夫
青野 武
天田 益男
安井 邦彦
大友 龍三郎
安藤 ありさ
根谷 美智子
岡本 麻弥
丹下 桜
大谷 育江
他
ナレーション:中田 浩二
発表年:1998年
製作国:日本
評価:C ★★○
■雑記:
アニメ『魔界転生』は、知っている人は知っているけど、
知らない人はまったく知らない……
当たり前だけどコレは観といて損はないですよ。
特に『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』や
『獣兵衛忍風帖』が好きな方にピッタシ!
当時のOVAにはよくあることっすが、
全4巻とも全6巻とも言われてますが諸般の事情で2巻までしか作られていません。
物語が中途半端に終わり凄く残念。
一応、山田風太郎原作です。
『獣兵衛忍風帖』とかもそうなんですがエロでグロです。
なんで日本より海外の方が知名度も人気も高いみたいです。
制作しているフェニックス・エンタテインメントって、
『ジャイアントロボ THE ANIMATION』が代表作なんで、
音楽がワルシャワ・フィルハーモニックオーケストラだったり、
モブシーンや(チャン・イーモウに影響を与えた?)
弓矢の矢が雨霰のように降り注ぐシーンや、
爆発や液体系のエフェクトとか、
ロボットや怪物のアクション作画が凄まじいのが特徴です。
なんかゴージャスなんすよね、
決してTVアニメではできないお金の掛け具合が。
1巻の「地獄篇 第一歌」は、天草四郎と巨大な竜が合体して
柳生十兵衛に襲い掛かる場面が見所!
2巻の「地獄篇 第二歌」は、
荒木又右衛門の脱腸しながらの殺陣シーンなどが見所かな。
荒木又右衛門のキャラデザがなんか石川賢っぽい。
優男の天草四郎が転生するとなぜか白髪の長髪マッチョになるんで、
なんか『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』のルーシェ・レンレンが
ダーク・シュナイダーになるみたいなんすが。
映画『魔界転生』とは違い森宗意軒が暗躍してるんすが、
宗意軒の娘で可愛い少女だったお蝶ちゃんが大人の女性になると、
とんでもないことになるし……。
宮本武蔵がまだ死なない(魔界転生しない)所で終わるし。
作画以外は酷いアニメかも。
もっと同じようなアニメ観たいって人は、
ちょっとレベルは落ちるけど
『外道学園』ってアニメをお勧めします。(アダルトアニメだけど)
当時のフェニックスとかAICとかGONZOとかって
海外市場(特にアメリカ)を意識したアニメ作るじゃないですか。
外人に受けるから侍・忍者モノでグロく人体を切り刻んだり、
エロシーンを入れたり、
妖怪・SF近未来モノでは触手やサイボーグなどなど。
でもネットの普及もあって海外市場で利益を出すのも大変な時代なんで、
やっぱ、国内市場を大切にして海外はボーナスステージだと
割り切ったほうがいいような。
(※現在は配信やサブスクリプションサービスなどで状況が変わってます)
いきなり海外の大金持ちが制作費出して
『魔界転生』の続き作られないかなぁ。
でも『ビッグオー』の2期みたいになるのもなぁ……。
アメリカ人って金を出す場合、必ず口も出すんすよねぇ。
このアニメの十兵衛の眼帯が菜ノ花自由に受け継がれたんですよね。うそ
ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん